武満徹「フルート、オーボエ、ハープのための“ユーカリプス2”」。ヴァーチカルな張り詰めた音響空間、その造形がかもす余韻のみごとさ・・・うん?こりゃいいなあ~。
ユーカリプスⅡ
先日、仕事帰り帰宅して車を車庫入れしているときに、ラジオから流れていた曲にいたく感心。ヴァーチカルな張り詰めた音響空間、その造形がかもす余韻のみごとさ・・・うん?こりゃいいなあ~。なんか武満みたいと聴いていたら、そうだった・・・。
【 「フルート、オーボエ、ハープのための“ユーカリプス2”」
武満徹・作曲
(7分59秒)
(フルート)オーレル・ニコレ
(オーボエ)ハインツ・ホリガー
(ハープ)ウルズラ・ホリガー
<小学館 CD STZ15> 】
武満徹・作曲
(7分59秒)
(フルート)オーレル・ニコレ
(オーボエ)ハインツ・ホリガー
(ハープ)ウルズラ・ホリガー
<小学館 CD STZ15> 】
この美しさは、武満トーンならではのもので、もう天才のわざといいようがない。すばらしい曲だ。あらゆる意味で<耳>がちがうんだね。
――「見ること、それは目を閉じることだ」(ヴォルス)
アヴァンギャルドなアーティストのことばだけれど、これに通底するものがある。タケミツの<耳>。
この曲の入ったアルバムを、ブログ解説して間もなくの6年以上前に
とタイトルして、すでに投稿しているのだけれど。
≪すべからく、ゆらぎ、風気満ちる深奥よりの響き、あらゆる抑制された情感の表出また響きには、秘めた輝き、妖しく冥き美しさを聴くことだろう。≫と、およそ私が発したと思えない気負ったことばがそこにあった。