コープランド『ビリー・ザ・キッド、他』。昨年末すでに投稿している「交響曲第3番」の再鑑賞。コープランド指揮によるすばらしい演奏。
Copland ~ Billy the Kid ~ Concert Suite ~ Complete: Performing is the Cincinnati Pops Orchestra led by Erich Kunzel.
投稿音源のものではありません。
【 先日、ラジオから流れていた曲が、アメリカン風であるものの、オーケストレーションがすばらしく、誰の作品?バーンスタインか?と思いつつ聴いていたが、あれ?このファンファーレはどこかで聴いたような・・・。そうだった、コープランド(Aaron Copland, 1900 - 1990)の『市民のためのファンファーレ(Fanfare for the Common Man)』からの転用ヴァリエーションなのだった。
ネット図書館で所蔵いかんを検索したところ、貸し出し中ということで、年末年始を挟んでの返却待ちじゃあ、いつのことやらと、興冷める前の投稿となった。
斯く綴って投稿したのは去年の12月半ばを過ぎてのことだった。その「ネット図書館で所蔵いかんを検索したところ、貸し出し中」の、その当のアルバムが辛抱の甲斐あって、年越えて、やっと手にすることができた。
「年末年始を挟んでの返却待ちじゃあ、いつのことやらと、興冷める前の投稿」とぼやきつつの先の投稿ではあったけれど・・・。かといって、手にしたからといって先の印象以上のことばを紡ぎだせるわけでもないのだが。
きょうは、作品の面白さ以上に演奏のすばらしさ、いや、というより、1958年という時代(LP,ステレオ以前の、独自な「35ミリ磁気フィルムによる録音」のよし)のパフォーマンス収録(これはこれですばらしい録音技術の結実なのだけれど)にもかかわらず、アナログ音源のデジタル修復のすばらしさ(奥行き広がり、厚みの持った豊麗なサウンド)を魅せ付けられるコープランド自作自演の音源をともに味わおうと・・・。
ひょっとして、実際以上の色付けされた、修復という名の音つくり、再創造なのかも・・・。それほどにすばらしいオーケストレーションの響きだ。
コープランド関連投稿記事――
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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62996971.html プロコフィエフ,レスピーギ,ラヴェル,コープランド『アパラチアの春/亡き王女のためパヴァーヌほか』。同じ<春>とつくダンスでも健康な明るさ・・・「アパラチアの春」。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62965195.html アーロン・コープランド『管弦楽のための≪コノテーションズ≫ほか』。ファンファーレと太鼓の好きな作曲家だね~。アメリカン開拓ノスタルジー。西部劇だね。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60410718.html アーロン・コープランド『市民のためのファンファーレ ~コープランド管弦楽名曲集』。星条旗の最もよく似合う国民主義的作曲家。
1. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 1.果てなき大平原
2. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 2.開拓者の街
3. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 3.夜のトランプ遊び
4. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 4.銃撃
5. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 5.祝賀の祭
6. バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 6.エピローグ;果てなき大平原
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