シューベルト『交響曲第3番&第8番「未完成」』。カルロス・クライバーで、若きシューベルト18才の作「交響曲第3番」の沸き立つ清新を・・・。
最近は、なにかにつけテンションが上がらない。あたらしく手にしたノートパソコンをいじくり、子犬に気を取られ振りまわされている以外は。読書らしい読書もせず、音楽も聴く意欲が薄れてきている。ネット図書館で借り受けたアルバムも感興呼ばぬものがほとんど。小休止といったところか。いわゆる、ある年齢以降の自然な?衰えがまねくウツのせいなのかも・・・と思ったりもする。
ま、この種の話はひと様をウットウシクさせるので、やめておこう。とりわけこれからの人には。
1週間前、
≪http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63821556.html シューベルト『交響曲全集』CD4枚組み。きょうはシューベルトの最初期(16才)の若き沸き立つ鼓動の清新に洗われる交響曲第1番。ハイドンあり、モーツアルトあり、ベートーヴェンあり・・・。≫
と投稿した際、全曲をざっと聴き通しているのだけれど。もっとも聴き流していどですが。
で、また?というわけですが、今回のこのアルバムの指揮がカルロス・クライバー(Carlos Kleiber, 1930 - 2004)というので手にした。つねに?新たといった解釈、その鮮明なパフォーマンスが魅力な指揮者。
2年近く前に、
≪http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62491371.html ベートヴェン『交響曲第4番』ってこんなに名曲だったのか?。カルロス・クライバーの自信に満ちた熱気と気迫。まったく凄いですデス。≫
とタイトルし投稿したのだった。
【ライヴならではのカルロス・クライバーの自信に満ちた熱気と気迫。くどいことですが、まったく凄いです。終演後、一拍おいての静寂ののち、3分近くもつづく熱狂的な歓声と賞賛、「5. 鳴り止まぬ拍手」がアルバムに収録されているのも、この演奏がいかに凄いものであったかを証示するものなのだろう。アー、なんと力強く躍動感に満ちたベートーヴェンなのだろう。『交響曲第4番』ってこんなに名曲だったのか?。
すごいベートヴェンです!!!デス。】
斯く印象もたせたこの指揮者の、若きシューベルト18才に作曲したとされる「交響曲第3番」のパフォーマンスは?と。さぞかし若々しい沸き立つ清新の躍動を聴かせてくれるだろうと・・・。斯くなる期待もたせるカルロス・クライバーというわけで。
その美しさで、もっとも愛され多く聴かれている「8番<未完成>」ではなく「交響曲第3番」の清新をと。
ところで、同梱解説を読んでいたら、「8番<未完成>」の概説項で以下の記述が目にとまったので、引用貼り付けておこう。
【「あらゆる交響曲の中でも最も演奏回数の多いといわれるこの名曲を、シューベルト自身は生前1度も聴いたことがなかった。彼の死後約45年経ってから総譜が発見され、1865年12月17日にはじめて演奏されたのである。・・・」】
音になるのに45年!。