山 宿 や 藤 の こ ぼ る る 裏 庇 （素十）
春の陽光浴びて新緑勢いよく芽吹き、色とりどりに花やぐ景色に目が奪われる好季となりました。色は見るもの、感じるもの。デジカメで美しく撮ればいいものを、わがコマッタ犬の相手のあと、仕事に出かける前、急いで、一昔いや二昔まえの旧い携帯電話のカメラに収めた画像を投稿。
ふり返ってみれば、この時季はやはり
藤の花を投稿している。満開の
総状花序に下垂れて咲く藤房の、春風に艶めかしく揺れるさまは、やはり魅かれるようだ。
咲き誇る前のちょっぴり疎らで恥ずかしく初々しい形姿ながら色鮮やかな藤の花もいいものだ。
