2014-01-04 美智子皇后御歌。 休憩室 #その他芸術、アート 東山魁夷「朝雲」 喜春楽 序 ドサッと郵便受けに配達されていたぶ厚い元日の新聞を取り込んだままにしてあったのを今日、暇にあかせて読んでいたら、美智子皇后の御歌が掲載されてあった。 去る平成25年に詠まれた歌よりとのこと。自然が美智子皇后の心の襞をそっと撫でて過ぎ行く。この自然へのかそけく感応詠ずる澄明静謐。よろしいかと・・・。 <打ち水> 花槐(はなゑんじゅ)花なき枝葉そよぎいで水打ちし庭に風立ち来る <遠野> 何処(いづこ)にか流れのあらむ尋(たづ)ね来し遠野静かに水の音する ・・・遠野は東北岩手ですね。 通底する、自然・存在に感応する詩人のタマシイ・・・。 ゆふがた、空の下で、身一點に感じられれば、萬事に於いて文句はないのだ。 (中原中也・「羊の歌・いのちの声」より)