yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『20世紀の不滅の大指揮者たち ~カレル・アンチェル』。はたして、音楽の洗練とはいったいナニホドカ。勁くて剛い指揮者カレル・アンチェル

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Dvořák Symphony No.8 Karel Ančerl 1960

        

なんと勁くて剛い素晴らしい民族スピリッツの湛えたドヴォルザークでありスメタナであることか。洗練とは言いがたいのに、胸にグッとくる・・・。今まで聴いてきた洗練のドヴォルザークスメタナってはたして…と思わせるほどのみごとなパフォーマンスだ。

チェコの指揮者のカレル・アンチェル (チェコ語: Karel Ančerl, 1908 - 1973)。


【1939年にチェコナチス・ドイツ支配下に入ると、ユダヤ系だったアンチェルプラハ響を追われ、家族全員が1942年11月12日にはテレジーンの強制収容所に送られる。さらに1944年10月15日にはアウシュビッツに移送、収容所で家族は虐殺され、アンチェルのみが生還した。】(WIKI)


エッ!。驚きました。その生の苛烈に。音楽外の出来事とは言え・・・。

はたして、音楽の洗練とはいったいナニホドカ。


アウシュヴィッツ以後、 詩を書くことは野蛮である」との、ある哲人のことばを思い出した。



スメタナ『わが祖国』より「ブルタバ(モルダウ)」-プラハの風景-







『20世紀の不滅の大指揮者たち ~カレル・アンチェル

ディスク:1
1. 祝典序曲op.96(ショスタコーヴィチ)
2. タトラ山にてop.26(ノヴァーク)
3. 管弦楽のためのセレナード(クレイチー)
4. タラス・ブーリバ(ヤナーチェク)
5. ジャン・リフリークの死と主題による変奏曲(マーハ)

ディスク:2
1. 連作交響詩「わが祖国」~モルダウ(スメタナ)
2. 交響曲第8番ト長調op.88 B.163(ドヴォルザーク)
3. 交響曲第5番(マルティヌー)
4. スラヴ舞曲第8番ト短調op.46-8 B.83-8(ドヴォルザーク)