yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

若きアシュケナージの『ショパン12の練習曲 作品10、作品25』。

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YOUNG ASHKENAZY plays CHOPIN 12 Etudes Op.25 (1959)

       


ショパンは好んで耳を傾かせる作曲家ではないのだけれど。はて、どうしてネット図書館で借りて手にしたんだろう。

どうやら、


ショパンの主題による変奏曲」         モンポウ作曲
                      (23分37秒)
               (ピアノ)フェデリコ・モンポウ
            <ENSAYO KKCC-4048>


を、ラジオで聴いて、あ~ショパンね~と、それがきっかけだったようだ。

とうぜん?!ながら、その件のモンポウの「ショパンの主題による変奏曲」なぞ所蔵されておらず、で、次善というより若きアシュケナージ(Vladimir Davidovich Ashkenazy、1937 - )のショパンの録音、それも長いあいだマボロシノと言われていた音源なんだそうで、それを検索で目にし手にしたまで。

1955年のワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールで、このアシュケナージが2位に輝いたものの【アシュケナージが優勝を逃したことに納得できなかったアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが審査員を降板する騒動を起こした】出来事は音楽ファンにはよく知られたこと。

その驚嘆すべき技量にもかかわらず、審査員のひとりであったミケランジェリが審査結果への不服降板する騒動のなか1位を獲得できなかったアシュケナージショパンとは・・・、ということもあってか1959-60年に録音された、センセーショナルな注目の若き才能アシュケナージの貴重な音源、なんだそうで・・・。

でも、収録年代の制約もあって音質はよくない。音楽の素養のある人には、そうした音質をさしおいても聴きごたえのある、まさしくマボロシノ名盤なのでしょうが・・・。

こういうマボロシ?!の音源を聴くには、それにふさわしい?、貧弱、シンプルな再生機器、例えばチープなCDラジカセ程度の再生装置で耳そばだて聴くのが雰囲気があっていいのかなと思わせられたことだった。

なまじ、いい再生機器では、音源の音質に不満が募り、虚心平静に聴けないかも・・・。素養のない弩シロウトゆえ・・・。



Chopin / Vladimir Ashkenazy, 1960s: Etudes, Op. 10, Nos. 1 through 6 - Vinyl LP


Chopin / Vladimir Ashkenazy, 1960s: Etudes, Op. 10, Nos. 7 through 12



『Chopin* / Vladimir Ashkenazy ‎– 12 Etudes Op. 10 • 12 Etudes Op. 25』
Twelve Etudes, Op.10
1. No.1 C Major. Allegro
2. No.2 a minor. Allegro
3. No.3 E Major. Lento, ma non troppo
4. No.4 c sharp minor. Presto
5. No.5 G flat Major. Vivace
6. No.6 e flat minor. Andante
7. No.7 C Major. Vivace
8. No.8 F Major. Allegro
9. No.9 f minor. Allegro, molto agitato
10. No.10 A flat Major. Vivace assai
11. No.11 A flat Major. Allgeretto
12. No.12 c minor. Allegro con fuoco

Twelve Etudes, Op.25
13. No.1 A flat Major. Allegro sostenuto
14. No.2 f minor. Presto
15. No.3 F Major. Allegro
16. No.4 a minor. Agitato
17. No.5 e minor. Vivace
18. No.6 g sharp minor. Allegro
19. No.7 c sharp minor. Lento
20. No.8 D flat Major. Vivace
21. No.9 G flat Major. Allegro assai
22. No.10 b minor. Allegro con fuoco
23. No.11 a minor. Lento. Allegro con brio
24. No.12 c minor. Molto allegro, con fuoco

Vladimir Ashkenazy, piano

Recorded in 1959 (1-12, 20-24), 1960 (13-19)

SUCD 10-00511