yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

持続反復する瞑想ミニマル・ロック

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               Tony Conrad / Faust
               http://jp.youtube.com/watch?v=_hgvK9k39K0

60年代後半プログレッシブロックの登場は、フリージャズ、現代音楽をおもむくままに聴いていたものにとっては、なかなかやるじゃないかといった印象をもたらすものであった。その背景には電子音響機器材の飛躍的な発展普及があったものと思われる。とりわけシンセサイザーの開発普及のもたらした影響は多大なものがあったと思われる。50年代、現代音楽では主に放送局等のスタジオ機材を使っての実験かつ制作が行われていた。シュトックハウゼンの<少年の歌><接触・KONTAKUTE>当がその成果として作品に残されている。日本でも黛敏郎などがそうした新しい音響の開発、作品化に研鑽していた。名作<涅槃交響曲><曼荼羅交響曲>等にその結実を見ることが出来るだろう。日本の<鐘>の音を音響スペクトル分析し、それをオーケストラ音として作品化したとしてあまりにも有名であるが、生に直接それらが出されているのではなく音響の発明の手だてとして使われている。それは「カンパノロジーエフェクト」としてつとに有名であるそうだ。そうした後、トランジスターの発明による飛躍的な電子機器の発展の時代を迎えることとなり、エレクトリックギター、シンセサイザーを駆使して音楽を大衆的に発展させたのがヨーロッパドイツ等のロックミュージックの存在であった。ここに採り上げたトニーコンラッドのアルバムはファウストとの共演とある。   ここにもミニマルミュージックのロック界での面白い展開が聞ける。         トニー・コンラッドの人物の詳細は知らない。しかしここに聴けるのは   緩やかに変化してゆくドローンの上に乗っかり流れて一定の決まったリズムを刻んでゆくドラムスの音である。ここにもミニマルミュージックのロック界での面白い展開が聞ける。スティーブ・ライヒらと少し違ってここには面白く聞けるリラクゼーションがある。聞き手にある種の緊張、微妙な変化を聴く集中心を強いるようなところがない。延々とつづき演奏されてゆく瞑想的なおもむきのドローンとドラムの機械的に刻むリズム、この対比がなんともリラックスして聴ける。聞いて損はしない面白いアルバムだと思います。お断り、また例の如く登録できない文字列のエラー。いくら修正しても時間の無駄と思いこの稿を終える。まったく文意が通らず情けない。少なくともこの字句とかの指摘ぐらいの機能を持たしたらどうか。まったく腹の立つことだ。どれほど時間の無駄なことか憤懣やるかたなしとはこのことだ。