yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マイルスのライヴの白眉『Miles Davis Four & More』(1964)中の演奏曲をYOUTUBEの「Miles Davis & John Coltrane- SO WHAT」で楽しもう。

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Miles Davis and John Coltrane - So What

         

マイルス・デイヴィスMiles Davis
イメージ 2さて、今日もYOUTUBEで何を検索していてだか分からないままタマタマヒットしたマイルス・デイヴィスMiles Davis(1926 - 1991)の映像を利用すべく、彼のアルバムを棚から引っ張り出してきて、その映像とともに音楽を楽しもうとい心算である。メーンストリームのジャズアルバムを蒐集していた訳ではないのでそれこそ気まぐれにというか、傑作アルバムという評判をつてに所有したまでのこと。ジャズ喫茶へ行けばショッチュウ鳴っていることだしということもあった。クラシックもそうだ、NHK・FMが、それこそイヤになるほど放送してくれるので、大枚はたいてまでといので、ほとんど買いはしなかった。私にとっては、ラジオ放送で十分だった。ダレの演奏がどうのこうのにはさほどこだわりは無かった。今もそうだ。前にも言ったことだけれど、最初の出会いが、まずほとんどを決定する。素養が無いからだろうけれど。スコアーが読めるなり、楽器が弾けるほどの人なら、そうした聞き比べに楽しみを見出せるのだろうけれど、私のようなシロウトには印象がすべてである。とはいえ数十年の鑑賞経験は馬鹿にできないよと、心ひそかに自賛してはいるけれど、系統立てて深く聞いてきたわけではないので、さてどんなものやら。たんに好き(数寄)というだけで今日にいたっている。1957年にNHK・FM放送が開始されているそうだから、初期の頃から親しんでいたことになる。高校受験勉強そっちのけでFM音楽放送を聴いていた記憶がある。ショスタコヴィッチにイカレテいたことも懐かしい想い出だ。前置きが長くなってしまった。そうだ、マイルス・デイヴィスだった。この凄すぎる天才トランペッターには、何も云うことはないのだけれど、ひたすらにジャズに酔うといったところか。彼の周りからどれほどのすぐれたジャズマンが輩出しているか見るだけで、その凄さが分かろうというものだ。好き嫌いを超越してしまっている。素晴らしいジャズだ。このコトバは何も言ってないに等しいのだけれど。洗練されたジャズの真骨頂がその天才的アドリブプレーで愉しめる。だが、わたしは「ビッチェズ・ブリュー」以降の彼のスタイルには馴染めず離れていったけれど。ともかくこの紹介するアルバム『Miles Davis Four & More』は、1964年2月、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホールでのライヴ録音のもので、マイルスの名盤としてつとに有名な一枚である。スタジオでのものと違い、非常なアップテンポで疾走するそのプレイは見事に尽きる。ライヴの白眉といってもいいのだろう。さぞや至福のライヴであったことと思われる。この演奏空間を切り裂き疾走するマイルスの自信に満ちたトランペットを是非聴いてジャズへの興味を持たれんことを希みつつこの稿を閉じよう。もう一度云おう、めったにない(ジャズ)体験をもたらすことだろう。収録曲は1. So What 2. Walkin' 3. Joshua 4. Go-Go (Theme and Announcement)  5. Four 6. Seven Steps to Heaven 7. There Is No Greater Love 8. Go-Go (Theme and Announcement) 。