yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

奔放であり力強いプレイ。それにエリック・ドルフィーの素晴らしいソロが存分に聞ける『CHARLES MINGUS presents CHARLES MINGUS』(1960)

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           ?H3>john coltrane quartet with eric dolphy impressions             

チャーリーミンガス
イメージ 2毎度のことながら、YUOTUBEでエリック・ドルフィーの映像を見かけ、これがよかったということもあって、その紹介の機会を利用しての所有音盤の紹介である。
以前もチャーリーミンガスのヨーロッパ・パリでの演奏ツアーのドキュメント2枚組みのレコードを取り上げた。
いずれにせよ、ミンガスがリーダーをとっているアルバムである。今回念のためWIKIPEDIAを覗いてみたところ、(1922‐1979)という、比較的若くして世を去っているのに気づいた。もっともエリックドルフィーEric Dolphyは(1928-1964)といったように36才という若さで滞在先のヨーロッパで亡くなっている。今回のレコードを聞いて思ったのだけれど、何か、アートアンサンブル・オブ・シカゴの、あの土臭い黒人運動のファイティング・スピリットの充満した、エネルギッシュな演奏を思わせるものがあり、その意イメージ 3味で、先覚者的なアメリカ・フリージャズの魁といった趣である。
ミンガスの真骨頂でもある、奔放であり力強いプレイに優れた特徴が見られる。のち、ニューヨークを中心におこなわれていたニュージャズとくらべると、このアルバム『CHARLES MINGUS presents CHARLES MINGUS』(1960)の、とりわけA面1曲目『Folk forms,no.1』の力強い演奏などきくと、はっきりと、シカゴ・フリージャズへの目指すべき指針が示されているように聞こえなくもない。それにエリックドルフィーの素晴らしいソロが存分に聞けるといった意味でも、ドルフィー数寄にはたまらないアルバムである。


                                   エリック・ドルフィー