yuki-midorinomoriの日記

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ズデニェク・フィビフ『気分・印象と追憶Moods,Impressions and Reminiscences』。≪流麗で親しみやすい旋律≫シンプルなショパン+サティ?

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Poem by Zdenko Fibich.

     

イメージ 2チェコの知られざる?作曲家ズデニェク・フィビフ(Zdeněk Fibich, 1850 - 1900)が今日の取り上げるアルバムで、ピアノ曲集の『気分・印象と追憶Moods,Impressions and Reminiscences』。≪流麗で親しみやすい旋律がふんだんに使われているのも、彼の作品の特徴の1つである。≫(WIKIPEDIA)とあるように、美しさと親しみやすさがおおきな魅力となっている。≪・・・技法面でドイツ・ロマンの様式を土台にし、革新的とは言い難いフィビフの音楽は、その点では時代にやや遅れて登場してきたといえるかも知れない。実際、例えばヤナーチェク[Janáček, Leoš / 1854 - 1928]という、遥かに革新的な才能がモラヴィアの地に生まれたのは、フィビフよりも遅れること僅か4年に過ぎない。 しかしながら、スラヴ音楽の特徴ともいえる哀愁感、チェコ民謡・チェコ舞曲のリズムなどを特徴としたチェコ音楽と、楽曲構成やその他の作曲技法の面で成熟していたドイツ・ロマン様式とを融合させたという点では、彼の先輩であるスメタナやドヴォジャークなどの及ぶところではなかった。そういう意味でフィビフの音楽は、特異な位置を占めているといえるだろう。≫(同上)私もこの作曲家を知ったのはいつものごとく出勤途上の車中でのNHK・FMの番組で知ったのだ。初耳だった。その番組のゲストであったピアニストの伊藤仁美氏が、たぶん自身が演奏者として制作されたナクソス盤の紹介ということもあったのだろう、この知られざる作曲家の紹介をしていた。それを耳にし、印象に残っていてさっそくショップへ走って買ったのだった。もう数年も前になるけれど。残念ながら内挿されていた彼女の日本語の紹介・解説文を紛失していま手元にないので、これ以上は上記WIKIや、ほかの熱心な愛好者のサイトを見ていただくとして、この稿終えるとしよう。YOUTUBE動画検索したけれど、シロウトさんの動画しかなかったので。NAXO試聴サイトを以下紹介しておきます。こういうのを聴くと、言うまでもなくプロとは凄いものだと思い知らされる。

ナクソス・ミュージックライブラリー・サイトをクリックして、 登録不要の15分無料体験・試聴ボタンをクリックし、左上のカタログ番号検索に欄に、8.555269と半角数字で入力すると、全曲頭の30秒試聴できる窓が開きます。そこで興味のある方は是非聴いてください。たぶんショパンをシンプルにした、いやショパン+サティといった印象を持たれるのではないだろうか。収録トラック<#20>の作品349などどうでしょうか。