yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

カール・リヒターのチェンバロによるバッハ『パルティータThe Six Partitas BWV825-830』(2枚組)。「かけっ放しのバッハ」「聴きっ放しのバッハ」こそがバッハの音楽にはふさわしい。

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Karl Richter - Bach - Toccata in G-moll

        

     風は見えなくても風車は回っている。
          音楽は見えなくても心に響いてくる、囁きかける。
                 J・S・バッハ(1685~1750)

イメージ 2バッハはカール・リヒターKarl Richter(1926 - 1981)だった。何故だかしらないけれど。ま、凡そそうした世評が当時あったのだろう。それにドイツ人でもあるしといった、いささか軽めの独断であった。絶頂期のカール・リヒターでもあったのだろう。これがシロウトの判断の内実だ。先にあげたWIKI項目では現在のところ、その評価は大きく分かれているとのこと。詳細はそちらを読んでいただくとして(研究者でもない私には分からないし、楽譜も読めないのにどうでもいいことだ。ただ聴いていて琴線にふれる演奏かどうかだけだ。今日、今年一年どうにかこうにか過ごせたことの感謝と報告にと墓参りに行く途上、いつもの如く自動車・車中でのNHK・FMからベートーヴェン交響曲が流れていた。教科書ではないけれど、まさに「楽聖」だ。いつ聴いてもいい、とりわけこの時期には。別段第九のことを指して言ってるわけではないけれど。放送内容は第6番「田園」と第9番「合唱つき」。この第9は前半途中で下車のはめになったが。指揮はシャルル・ミュンシュとのこと。ネットでみると1958年の録音とあった。感想は一言で、これならカラヤンを聴くね!だった。これくらいの判断はつける。深み、包み込むような弦の膨らみ、しなり、スケール感などでカラヤンに軍配を上げるだろう。もっとも録音の所為という事もあるので何ともこれ以上はいえないけれど。もっともこれは単なる好き嫌いだ。念のため。)さて横道に逸れてしまった。とにもかくにもオルガン(演奏)作品にせよ、宗教曲にせよ絶頂期のカール・リヒターだった。で今日は、そのリヒターのチェンバロによるバッハ『パルティータThe Six Partitas BWV825-830]』(2枚組)。グレン・グールドのピアノによる演奏は、すでに≪今日も凝りもせずグレン・グールドのバッハ『パルティータThe Six Partitas BWV825-830』(2枚組)と、バッハをかけっ放しに、世の是非を越えた<無名>の作へと希求する芸術家。]≫とタイトルしてブログに投稿している。そこには以下の文章がある。【≪己を虚(むな)しくして神にささげた音楽≫のバッハを聴くでもなく聴き、世の是非を越えた無名の作へと希む芸術家。かけっ放しのバッハ。】。「まさしくかけっ放しのバッハ」「聴きっ放しのバッハ」こそがバッハの音楽にはふさわしい。いみじくもグールドは言っている
≪・・・これは始まりをも終わりをも考えない音楽、いかなるクライマックスもいかなる解決をも持たない音楽、ボードレールの恋人たちのごとく「そよ風の翼の上に軽やかに憩う」音楽なのである。・・・≫と。


備忘録・メモとしてWIKIより引用文を貼り付けておきます。

パルティータ(Partita)BWV 825-830ヨハン・ゼバスティアン・バッハ鍵盤楽器のための組曲集。6つの組曲すなわちパルティータから構成されており、バッハの数多くの作品の中で最初に、1726年から 1730年の間にクラヴィア練習曲集第1巻として出版された。
平均律クラヴィーア曲集 (Das wohltemperierte Klavier 独)(全2巻、第1巻 BWV846‐BWV869、第2巻 BWV870‐BWV893) - 長短24調による48の前奏曲とフーガ。ベートーヴェンソナタがピアノの新約聖書と称されるが、このバッハの平均律クラヴィーア曲集はピアノの旧約聖書と称される。音楽史上もっとも重要な作品群である。

クラヴィーア練習曲集(全4巻、第1巻「パルティータ」BWV825‐BWV830、第2巻「フランス風序曲」BWV831及び「イタリア協奏曲」BWV971、第3巻「前奏曲とフーガ変ホ長調」BWV552、コラール編曲BWV669‐689及び「デュエット」BWV802‐805、第4巻「ゴルトベルク変奏曲」BWV988) - バッハが生前に出版した鍵盤作品集。

平均律クラヴィーア曲集 (Das wohltemperierte Klavier 独)(全2巻、第1巻 BWV846‐BWV869、第2巻 BWV870‐BWV893) - 長短24調による48の前奏曲とフーガ。ベートーヴェンソナタがピアノの新約聖書と称されるが、このバッハの平均律クラヴィーア曲集はピアノの旧約聖書と称される。音楽史上もっとも重要な作品群である。

クラヴィーア練習曲集(全4巻、第1巻「パルティータ」BWV825‐BWV830、第2巻「フランス風序曲」BWV831及び「イタリア協奏曲」BWV971、第3巻「前奏曲とフーガ変ホ長調」BWV552、コラール編曲BWV669‐689及び「デュエット」BWV802‐805、第4巻「ゴルトベルク変奏曲」BWV988) - バッハが生前に出版した鍵盤作品集。