yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

アルゼンチンのフォルクローレ歌手、ナチャ・ロルダン『哀しみのワルツ』(1980)情感のこもった魅力ある歌唱。

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Nacha Roldán Quiero ser tu sombra

        

Atahualpa Yupanqui :トゥクマンの月 Luna Tucumana-Leonardo Pastore-Interprete

         ギター演奏、歌もユパンキではありません、映像のみ本人
        

         私が月に歌うのは
         月が美しく輝いているからではない。
         月は私の人生を共に歩いてくれた友達だから歌うのさ。
         トゥクマンに照る月よ
         ガウチョの道づれよ!
         お前は雲にかくれて私を道に迷わせるときもある。
         だが雲から顔を出してくれたときは歌おう。
         わが愛するトゥクマンの月に。
         孤独の月よ
         お前と私は似た身の上じゃないか.........

先日らい、YOUTUBE動画検索で、このサイトの当初スタートしてまもなくの頃まったくと言っていいほどヒットしなかった項目、人物のものが見受けられるようになって、そのネットスピード、拡大膨張ぶりには驚いた。まるで雨後の竹の子の如くだ。こうなると期間を措いて定期的にチェックする必要がありそうだ。著作権など権利関係の問題はあるだろうけれど、秘匿の、お宝映像などが続々と投稿されるのではないかと、愉しみなかぎりだ。人間一人の脳ミソの容量、情報収集能力、記憶力などたかが知れているので、こうしたネットの拡がり(外部脳とも擬せられる)は思いのほかの事態を招来することだろう。良いこともあればよからぬことも結果することだろうけれど。ともかく、人間が結果する事態など、良いばかりもなく、悪いばかりでもなく、相半ばするのが本来だとすれば、そのつど最適解をめざして対処すればいいことなのだろう。と、前置きはそのぐらいにして、このブログ開設して間もなくの頃、YOUTUBEでヒットしなかった貴重な、あるいは楽しめそうな動画に最近出くわすようになり、つい先日もマイブログの先頭ページに設定している<YOUTUBEの館>というブログ書庫に、そうした動画を貼り付けた。それは、アルゼンチン・フォルクローレの歌姫、ヒナマリア・イダルゴGinamaria Hidalgoだった。≪コロラトゥーラの美声と美貌に哀感歌うアルゼンチンのフォルクローレ歌手ヒナマリア・イダルゴ『愛のリサイタル』(1975)≫あいにく音源だけだったけれど、まさにその取り上げたアルバムに収録されていた曲が投稿されていたのだ。でそのとき、もう一人の、同じく若かりし頃よく聴いたアルゼンチンのフォルクローレ歌手の動画がヒットしたのだった。ナチャ・ロルダンNACHA ROLDAN。ネットで覗いてもアルバムなどが見当たらないことを思うと、大きくはブレークはしなかったようだ。これは無知を承知の私の勝手な判断だけれど。しかし声質はウオームで且つ情感のこもった歌唱力抜群の魅力ある歌手であることは一聴すれば納得することだろう。しかし残念ながら、ヒットした動画(貼付不可だった)は一件のみで、しかもアカペラでのものだったが、それを見て、このアルバムを棚から持ち出し取り上げた次第。このアルバムは、1980年にカルロス・ガルシアCarlos Garcia率いるタンゴ・オールスターズとともに来日することの機縁で、その来日記念デビューとして出されたアルバムで、彼女のレコードとしては2枚目のものだそうである。収録曲のひとつ<哀しみのワルツ・Carino Malo>に魅かれて購入したアルバムだ。名曲なんだろう。私には良い(情感がナチャ・ロルダンほどではなかったのでというだけだが)と思えるものがなかったので貼り付けなかったけれど、興味ある方はユーチューブでその曲を愉しんでください。


NR Mi Mexico de Ayer Chava Flores