yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マンフレッド・ショーフ『NEW JAZZ TRIO+STREICHQUINTETT<PAGE TWO>』(1972)。5人の弦とジャズトリオのコレクティブフリージャズ。品性よろしく知的なパフォーマン。

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Manfred Schoof Quintet - Lonesome Defender (1977) Manfred Schoof (tp,flgl) :Michel Pilz (b-cl):Jasper van't Hof (keys):Günter Lenz (b):Ralf Hüdner (d)

        

イメージ 2今日もサッカーU2北京五輪代表のアンゴラとの親善試合をテレビ観戦していたら時間が無くなってしまった。岡田ジャパンの昨日の敗戦試合よりは内容は濃く、期待を持たせるに十分な出来だった。翌日の仕事のこともあり、昨日は前半だけを観て、動きがにぶいのでこれはまずいと思いつつもスイッチを切って就寝、翌朝案の定負けの報道が飛び込んできた。それに比し、のいい内容で楽しめた。それはともかく、今日は、ドイツフリージャズ界を60年代先導して功績のあった、トランペットのマンフレッド・ショーフManfred Schoof (1936‐)のアルバム。NEW JAZZ TRIO(Manfred Schoof (cor, flh); Peter Trunk (b, clo); Cees See (ds, perc))と弦のユニット(Cristel-Renate Wüstenbecker, Koenraad Ellegiers (vln); Johannes Fritsch, Manfred Niehaus (vla); Otello Liesmann (clo))での、珍しいフリーインプロヴィゼーションジャズ『NEW JAZZ TRIO+STREICHQUINTETT<PAGE TWO>』(1972)。年代からしてこれは見事な成果であり試みといえるのではないだろうか。ところでヴィオラのJohannes Fritschはシュトックハウゼンと行動をともにしていた人物だったと記憶するけれど・・さてどうなのだろう。弦との組み合わせが、まこと品性よろしく知的なパフォーマンスとなっており、落ち着いたフリージャズと成っている。これはこれでいいものだ。クラシックや現代音楽を抵抗無く聴ける向きにはハイセンスなジャズとしてお薦め出来るといえようか。現代音楽寄りの演奏形態の弦とのユニットというのが面白いフリージャズサウンドを結果しており、これは地味ながらも一聴に価するアルバムと括って擱くこととしよう。ところで、ドイツフリージャズの牙城、その自主レーベルFMPのファーストアルバムは、このマンフレッド・ショーフのもので≪ヨーロッパ・ドイツフリージャズシーンを牽引するFMP最初のアルバム『EUROPEAN ECHOES』(1969)≫として既に投稿している。また74年にヨーロッパツアー敢行し、その名を彼の地にとどろかせた山下洋輔トリオとの共演アルバム≪オキナカサケマソをセメネケした???山下洋輔トリオ+マンフレッド・ショーフ『DISTANT THUNDER』(1975)≫も投稿している。



「PAGE TWO」 Page Two / New Jazz Trio + Streichquintett (MPS 21 21295-2 LP, 1972)

Manfred Schoof (cor, flh); Peter Trunk (b, clo); Cees See (ds, perc); Cristel-Renate Wüstenbecker, Koenraad Ellegiers (vln); Johannes Fritsch, Manfred Niehaus (vla); Otello Liesmann (clo)

[A1] Currents 4:16
[A2] Feathered Friends 5:10
[A3] ... And Accents 3:54
[A4] Sunmoonata 5:22
[A5] Ludus Totalis 4:45
[B1] Dolbi 2:56
[B2] Open Zoo 6:36
[B3 ]Portraits 4:04
[B4] Hommage 4:48
[B5] Absolute 2:47