yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

即興演奏集団・MEV(MUSICA ELECTRONICA VIVA)創設メンバーの一人、ライヴ・シンセサイザー奏者のリチャード・ティテルバウムとアンソニー・ブラクストンのデュオアルバム。

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Richard Teitelbaum and Anthony Braxton - Behemoth Dreams

              

リチャード・ティテルバウム
イメージ 2野暮用に時間をとられ、投稿する時間がなくなってしまった。と言うこともあるけれど、何か散漫で想念まとまらず、どうしたものか・・・。と言うことで、今日は先鋭なジャズ・サクソフォニスト、アンソニー・ブラクストンanthony braxton(1945-)と60年代央に結成活動した即興演奏集団MEV(MUSICA ELETTRONICA VIVA)をフレデリック・ゼフスキーらとともに立ち上げた創設メンバーの一人、ライヴ・シンセサイザー奏者のリチャード・ティテルバウム richard teitelbaum(1939-)とのデュオ・アルバム『TIME ZONES』(1977)。シンセサイザーサウンドはいまから思えば一昔前の単純な音色しかもっていないのだけれど、これが不思議と新鮮、瑞々しく聴こえてくるから不思議なものだ。エレクトロニクサウンドとの出会いの初々しさが感ぜられて、ブラクストンのインプロヴィゼーションもことのほか新鮮且つヴィヴィッドに冴えわたっていて、ひじょうイメージ 3に興味深いデュオアルバムに仕上がっている。アコースティック同士のデュオにはないアーティフィッシャルな小宇宙を漂うような感興で、面白いアルバムに仕上がっている。草創期からのシンセの音色に魅入られた奏者とのデュオは、ブラクストンにとってもさぞかし新鮮で,インスパイアされたことと思われる。そうした興趣のアルバムだと括っておこう。
時間がなく中途半端に終えるには惜しい出来のアルバムではあるのだけれど。




Richard Teitelbaum and Anthony Braxton – Crossing