yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『モーツアルト・ピアノ協奏曲第20番~27番』というCD4枚組み。内田光子とピレシュ。あの美しい第20番第2楽章 ロマンツェの聴き較べ。

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Uchida conducts Mozart's Piano Concerto #20 - Allegro I

           

イメージ 2Jリーグサッカー中継を観戦し、何やかやとしているうちに時間が経ってしまった。当初、風呂に入りながら今日取り上げようと思いついたジャズに針を降ろししばらく聴いていたけれど、何のことばも出てこず、散漫に終始。さてと、と云うことでわが町の小さな図書館で借り受けていた内田光子(うちだ みつこ、1948年12月20日 - )の『モーツアルト・ピアノ協奏曲第20番~27番』というCD4枚組みのものを取り上げて、早々に擱えようと思う。以前から、聴き較べと云うような趣味などもち合わせていないし、またそのような能力もないので、ひとまずは出会って印象好く思ったのがベストということですませてきた。しかし今回はチョッピリそうした主意を覆しての鑑賞となった。さすがモーツアルトのピアノコンチェルトというだけあって、大部なのが2セットあった。それも各々が前、後期と分冊されているものだ。ひつは今日の内田光子のも。もうひとつはマレイ・ペライア(Murray Perahia, 1947年4月19日 - )のものだった。とりあえず前者の方を借りてきたのは第20番から以降でセットが組まれているのに、何故だかわからないが後者ぺライアの方は第21番からだった。当の第20番のあの美しさで魅了する緩徐楽章≪第2楽章 ロマンツェ 変ロ長調 2/2拍子、三部形式。この楽章はミロス・フォアマン監督製作のモーツァルトを主人公にした映画『アマデウス』のエンディングに使われたほど美しい旋律で知られている。他の楽章と違ってゆったりとした旋律である。しかし、中ほどのト短調の中間部の激しいピアノソロが緊張感を与えている。父レオポルトは、この楽章を「気高いほど荘重な」と評している。≫(WIKI)を聴き較べたかったし、それに後期のものをということから、選択が自ずと内田光子になっただけだ。どちらかと言うと、マレイ・ペライアのほうが音色は好きなのだけれど。さて何との聴き較べか?。先日投稿した女性ピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires、1944年 - )のそれとだった。恥ずかしながら、ここをめぐってのそれというだけの単純な聴き較べなのだ。結論。やはりピレシュに軍配だった。わたしの好きな音色であり、私の普段思い込んで持っているイメージのモーツアルトに近かったというだけのことなのだけれど。単純に、重いと軽いですが。それと清冽、澄明、(愁い)。端的にどちらかと云うと内田光子モーツアルトベートーヴェンです。(いいのかな、決めつけて)これは私の好みからくる一方的な判断で、話半分にしておいて下さい。と云うことで、この次はマレイ・ペライアを借りてくるとしよう。とは云うものの、本来は作品が良ければそれでいいのだけれど・・・。それにしても、ピアノ協奏曲って、ベートーヴェンにしろこのモーツアルトにしても、どうしてこうもいい作品ばかりなのだろう。交響曲よりはるかにいいのはどうしてなのか?ピアノへの偏愛のしからしむところか?。これは私だけのことなのだろうか。






Mitsuko Uchida performs Mozart's Piano Concerto #20- Romanze