yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

中本マリ『LITTLE GIRL BLUE』(1974)。ちょっぴりハスキーでクセのないブルージーなジャズボーカルは7~80年代を席巻しただけの魅力を聴かせてくれる。

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My foolish heart 中本マリ

           
           投稿音源のものではありません

イメージ 2毎度とはいえ、アンチョクなことでいささか忸怩たるものがありますが、現在の活動や如何とネット検索していたら、下記のプロフィールが載っていた。

中本 マリ(vo)
1947年、宮城県仙台市に生まれる。1973年に「UNFORGETTABLE/アンフォゲタブル」でアルバムデビューを果たす。'78年、'79年にはモントルー・ジャズ・フェスティバルに連続出演する。また、スイングジャーナル誌・人気投票でも第1位を連続で獲得し、名実共に日本を代表するヴォーカリストとなる。1979年には、「APHRODITE/アフロディーテの祈り」を発表し、第13回ジャズ・ディスク大賞特別賞を受賞する。1985年、水島早苗賞(現・日本ジャズヴォーカル大賞)第1回グランプリ受賞。1991年、第25回ジャズディスク大賞・日本ヴォーカル賞(新設第1回)受賞。

と、華々しい経歴、受賞暦が披瀝されていた。たしかにこの時期あたりまでは、音楽ともども活動のほどは耳にしていたのだけれど。拙ブログ記事のあちこちでも言ったりしているけれど、私は普通のジャズファンの道を歩んでこなかったせいで、メインストリームや、ジャズボーカルのたぐいはほとんど聴いてこなかった。ジャズは好きです。けれど、アメリカンメインストリームジャズ以外を受け付けない狭量な(コルトレーン以降ジャズは死んだらしいです)ジャズファンの音楽センスが鼻につき、そのためか遠ざけてきた。今でもそれは基本的に変わりないけれど・・・。そうした偏頗なジャズファンの私が唯一と謂ってもいい所蔵しているジャズボーカルアルバムが、中本マリのこのアルバム『LITTLE GIRL BLUE』(1974)。ちょっぴりハスキーでブルージーなジャズボーカルは7~80年代を席巻しただけの魅力を聴かせてくれる。私自身85年頃以降音盤蒐集から手を引いたこともあって今浦島であり、このシンガーの活動のほどは知らない。だけどこのアルバムはいいと思う。くせがない。


Track Listing:
1. Black Coffee
2. Gee Baby Ain't I Good To You
3. A Song For You
4. Bags Groove
5. Little Girl Blue
6. Dreamsville
7. I Wanna Be Around
8. Good Morning Heathache
Personnel: Mari Nakamoto(vo), Shoji Yokouchi(g), Kunimitsu Inaba(b), Jimmy Takeuchi(ds), Yuri Tashiro(org)
Recorded: 30 Sep. and 2 Oct. 1974
Produced by:
Label: TBM