エリック・ドルフィー『FAR CRY!』(1960)。「ファイヴスポット」と遜色ない名演、名作。
Amazing Eric Dolphy solo!!
やはりスポーツ中継を見てしまう。まことにスリリングだ。だからこそなんだろうけれど。女子柔道63キロ級・谷本歩実(あゆみ)選手の連覇となる金メダルを決めた決勝戦の一本勝ちは観ていても気持ちのいい勝ちっぷりだった。やはり柔道は一本勝ちだ。さすが女三四郎の異名を持つだけのことはある。そして、女子サッカーの見事な勝ちっぷり。すでに予選通過を決めていたノルウェーとはいえ、過去オリンピックで金(シドニー)、銅を取る実力をもつ格上の強豪から5点をもぎ取っての勝利、そして決勝トーナメントへの進出。サッカーファンとしてはたまりません。そんなこんなで、きょうもテレビにかじりついて時間がなくなってしまった。ということで、エリック・ドルフィーの名作を取り上げて、気分を落ち着けこの記事を草々に終えようと思う。短い音楽家生活ではあったけれど、遺されたことごとくが味わいを持つパフォーマンスを収めたアルバムのなか、とりわけ夭折の天才トランペッター、ブッカー・リトル( Booker Lttle, Jr., 1938 - 1961)とのインタープレイの名演の誉れ高い「ファイヴスポット」は文句の無いところと思われる。そしてきょうの『FAR CRY!』(1960)。これも、それに劣らずの名演が聴ける名作だとしても異存の無いところだろう。それとメンバーがすごい。ピアノはジャッキー・バイヤードJaki Byard、ベースが、ロン・カーターRon Carter、ドラムスがロイ・ヘインズRoy Haynes。こうした面々とコンボが組めるのだからやはりエリック・ドルフィーの位置がわかろうというものだろう。文句なしに愉しめる推奨盤。
「Far Cry」
1. Mrs. Parker of K.C. (Bird's Mother)
2. Ode to Charlie Parker
3. Far Cry
4. Miss Ann
5. Left Alone
6. Tenderly
7. It's Magic
1. Mrs. Parker of K.C. (Bird's Mother)
2. Ode to Charlie Parker
3. Far Cry
4. Miss Ann
5. Left Alone
6. Tenderly
7. It's Magic