yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ノア・ハワード『Noah Howard At Judson Hall』(1966)。どこか哀しげでもある美しく親しめるコレクティブパフォーマンスで魅き入れてゆく。ウーン、やはり歌心だ。ウォームだ。

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Noah Howard/Bobby Kapp

          

イメージ 2先日取り上げたアート・アンサンブル・オブ・シカゴのアルバムのレコード棚(実は本棚です)の近くに並べてあったノア・ハワードNoah Howard米・ESPより出されたアルバムが今日とりあげるもの。たまたま手に取ってみただけで、投稿に狙い意図があったわけではない。ひとことで言ってメロディアスで美しいと謂っていいアルバムだ。私からみればダサいジャケットデザインで中身のほどは・・・と思いつつ聴いたのだけれど、メロディアスな美しさとフリーっぽい伸びやかなパフォーマンスが魅力といえば言える・・・。B面の「Homage to Coltrane」のイントロでのチェロとベースの長いデュオなど、如何にもといった清新さが見られその意気高しといった趣だ。リズミックで、どこか哀しげでもあるひじょうに美しい、親しめるコレクティブパフォーマンスでグイグイと山をつくり聴かせ魅き入れてゆく。ウーン、やはり歌心だ。徐々にフリーにディフォルメされ、なだれをうって混沌のうち終結へと突き進んでゆくのだけれど、それは歌心失わずハートフルでインテリジェントな混沌と言うことができるだろうか。刺々しさ嫌味がない、あくまでウォームだ。



ESP 1064 『Noah Howard At Judson Hall』(1966)
A-1.「This Place Called Earth ]
B-1.「Homage To Coltrane」

Rick Colbeck (tp)
Noah Howard (as, bells)
Dave Burrell (p)
Catherine Norris (cello)
Sirone (b)

"Judson Hall", NYC, October 19, 1966