ペーター・コヴァルト『Peter Kowald Quintet FMP0070』(1972)。フリーキーなアルトサックス奏者Peter van de Lochtが彫刻家でもあったと判明。
Peter Kowald Quintet: Wenn wir Kehlkopfoperierte uns unterhalten
Peter Kowald
相変わらずのドイツ・フリージャズの、ハードな沸騰するコレクティヴトーンといってしまえば身も蓋もない評言で、これ以上のことばが紡げないのならこれでもってこの投稿記事を閉じてもよさそうなくらいだけれど・・・。タイトルは『Peter Kowald Quintet FMP0070』(1972)。このアルバムでリーダーの名が冠せられている、ドイツ・フリージャズ界の主要推進者(早くからグローブユニティーに参加している)であったペーター・コヴァルトPeter Kowald (1944 – 2002) は、本来ベーシストなのだけれど、なんとここではチューバも吹いている。はたしてこれが、このコンボにとって何ほどかのサウンド(音色)形成に色添えているのかどうか分からないが。むしろ、２本のトローンボーンというのが豊かな膨らみをもたらしているのは確かなことのようだ。ところで、今日このアルバムを取り上げたのは、前々からこのアルバムを聴くたびに、気になっていたフリーキーに吹きまくるアルトサックスのPeter van de Locht(1946－)とは一体何ものか？ということだったのだ。さすがネット時代だ、すぐにヒットした。その判明がきっかけだった。今はというより多才の人物と言うべきか、彫刻家とミュージシャンを併行して活動していたようなのだ。オフィシャルサイトの略歴には
相変わらずのドイツ・フリージャズの、ハードな沸騰するコレクティヴトーンといってしまえば身も蓋もない評言で、これ以上のことばが紡げないのならこれでもってこの投稿記事を閉じてもよさそうなくらいだけれど・・・。タイトルは『Peter Kowald Quintet FMP0070』(1972)。このアルバムでリーダーの名が冠せられている、ドイツ・フリージャズ界の主要推進者(早くからグローブユニティーに参加している)であったペーター・コヴァルトPeter Kowald (1944 – 2002) は、本来ベーシストなのだけれど、なんとここではチューバも吹いている。はたしてこれが、このコンボにとって何ほどかのサウンド(音色)形成に色添えているのかどうか分からないが。むしろ、２本のトローンボーンというのが豊かな膨らみをもたらしているのは確かなことのようだ。ところで、今日このアルバムを取り上げたのは、前々からこのアルバムを聴くたびに、気になっていたフリーキーに吹きまくるアルトサックスのPeter van de Locht(1946－)とは一体何ものか？ということだったのだ。さすがネット時代だ、すぐにヒットした。その判明がきっかけだった。今はというより多才の人物と言うべきか、彫刻家とミュージシャンを併行して活動していたようなのだ。オフィシャルサイトの略歴には【1967-1977
Musically activity as a Saxophone player and Composer of
Instant Music (conform the principle of Psychodrama of Moreno )
1967-1970 Member of the “ FREE MUSIC QUARTET
1970-1974 Member of the PETER KOWALD QUINTET
1969-1971 Member of the GROUP MUSIC
Member of the orchestra MUSICA NEGATIVA】
Musically activity as a Saxophone player and Composer of
Instant Music (conform the principle of Psychodrama of Moreno )
1967-1970 Member of the “ FREE MUSIC QUARTET
1970-1974 Member of the PETER KOWALD QUINTET
1969-1971 Member of the GROUP MUSIC
Member of the orchestra MUSICA NEGATIVA】
とあった。
ま、たんにこれだけの話なのだけれど・・・。ちなみに、ドイツ・フリージャズの金字塔ペーター・ブロッツマントリオ＋アルバート・マンゲルスドルフのパフォーマンスが行われ、3枚組みのボックスセットで出されたのが1971年のことであり、その翌年72年に出されたのがこのアルバムだ。そのドイツ・フリージャズの渦巻く熱気のドキュメントのうちの一枚といえようか。
ま、たんにこれだけの話なのだけれど・・・。ちなみに、ドイツ・フリージャズの金字塔ペーター・ブロッツマントリオ＋アルバート・マンゲルスドルフのパフォーマンスが行われ、3枚組みのボックスセットで出されたのが1971年のことであり、その翌年72年に出されたのがこのアルバムだ。そのドイツ・フリージャズの渦巻く熱気のドキュメントのうちの一枚といえようか。
『Peter Kowald Peter van de Locht-alto saxophone;
Günter Christmann-trombone;
Paul Rutherford-trombone;
Peter Kowald-double bass, tuba, alphorn;
Paul Lovens-percussion
Recorded live by Eberhard Sengpiel on January 13th,1972
at the Akademie der Künste in Berlin.
Supervision by Jost Gebers.
Produced by Peter Kowald.
SIDE A: 1 Platte talloere (13:08)
COVER: For the cover Kowald asked some of his friends to design a part of it
(10 on 7.5 cm each, by the way none of them a musician).
They are from left top to right bottom:
Heiko Hösterey, Tomas Schmit, Wulf Teichmann, Gerd Hanebeck,
Krista Brötzmann, Winfried Gaul, Paul Miron, Toon Lem, Danny,
Geges Margull, Peter Paulus, Dietrich Maus.
Layout by Peter Kowald. Photographs by unknown photographers.
Günter Christmann-trombone;
Paul Rutherford-trombone;
Peter Kowald-double bass, tuba, alphorn;
Paul Lovens-percussion
Recorded live by Eberhard Sengpiel on January 13th,1972
at the Akademie der Künste in Berlin.
Supervision by Jost Gebers.
Produced by Peter Kowald.
SIDE A: 1 Platte talloere (13:08)
2 Wenn wir Kehlkopfoperierte uns unterhalten (7:09)
SIDE B: 1 Pavement bolognaise (14:01)
2 Guete Luuni (2:38)
All compositions by Peter Kowald.COVER: For the cover Kowald asked some of his friends to design a part of it
(10 on 7.5 cm each, by the way none of them a musician).
They are from left top to right bottom:
Heiko Hösterey, Tomas Schmit, Wulf Teichmann, Gerd Hanebeck,
Krista Brötzmann, Winfried Gaul, Paul Miron, Toon Lem, Danny,
Geges Margull, Peter Paulus, Dietrich Maus.
Layout by Peter Kowald. Photographs by unknown photographers.
Peter Kowald / Wadada Leo Smith / Gunter Sommer - Touch The Earth (1979)
