yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

オーネット・コールマン『At the "Golden Circle" in Stockholm, Vol. 1』(1965)。まあまあなんと伸びやかなジャズであることよ!。

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     http://www.youtube.com/watch?v=sqdgPkElYvY Ornette Coleman trio The Riddle

イメージ 2まあまあなんと伸びやかなジャズであることよ!。といった印象がまずやってくることだろう。べつにフリージャズ云々などを頭の片隅におくまでもなく、ストレートにオーネット・コールマンOrnette Coleman,1930 - )の伸びやかなアルトサックスと共にウォーキングすればいいのだろう。軽快に歩が進む。正直私には、彼のジャズが巷でいうほどの革新を果敢しているとは印象しなかった。今聴き直してみてもそうだけれど。だいぶ以前、日本経済新聞夕刊で山下洋輔が「入門講座」「私の出会ったジャズの巨人」を担当執筆し、初回はドラマーのエルビン・ジョーンズ、2稿目はピアニストのマル・ウォルドロンだったはず。そして3稿目はオーネット・コールマンだった。ここには彼の来日、そして彼との共演といった直近の出来事がその取り上げるきっかけとなっていたかも知れないが・・・。それはともかく、オーネット・コールマンのパフォーマンスを衒いのない伸びやかさ、人間性を示す?唄うといったらいいのだろうか。そう、どちらかといえば健康的と言っていいのかも。今日のこのアルバム『At the "Golden Circle" in Stockholm, Vol. 1』(1965)は≪「双子」とまで称されたドン・チェリー(tp)、最大の理解者であるチャーリー・ヘイデン(b)のカルテット離脱、そして商業的な行き詰まりから、遂に引退にまで追い込まれたオーネットが、3年のブランクを経て復活したそのツアーの記録です。≫(ネット通販・レビュー記事より)とあるように、彼にとっての清新の地ヨーロッパ・デンマークにてのライヴパフォーマンスのもの。
翳りのない伸びやかで軽快なアルトサックス。≪ヘタウマ的流麗さであり<音楽するココロ>の<あるがまま・なすがまま>の伸びやかな快感。オーネット・コールマンジャズ来るべきものTHE SHAPE OF JAZZ TO COME』(1959)。)≫とは拙ブログでの投稿済みの記事タイトルだったけれど、おおむねこの印象は大きく変わらないといっておこう。



『At the "Golden Circle" in Stockholm, Vol. 1』(1965)

Ornette Coleman (as,violin,tp)
David Izenzon (b)
Charles Moffet (ds)

1.Announcement
2.Faces And Places
3.European Echoes
4.Dee Dee
5.Dawn