yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

バートン・グリーン『AQUARIANA』(1969)。ヨーロッパフリーのセンス、ダダで熱く燃えている。ストレートな炸裂する混沌はことのほか壮快。

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イメージ 2携帯カメラでジャケットを撮影したデータを見れば、2006年となっていた。2年も前のことだ。たぶんあちこちとブログ記事を覗いていて、一旦は投稿すべく用意したのだろう。だが、どういう理由で今日という日まで先延ばししたのか記憶にない。それにまた今日登場することになったのも特段の理由があってのことでもない。いつもの如く、手にしたのはタマタマでしかない。とはいうものの針を落としてみて、堪能いたしましたというのが正直な印象だ。ピアニストのバートン・グリーン(アンサンブル)Burton Greene (1937 - )の『AQUARIANA』(1969)。≪during the 1960s on New York's free jazz scene, gigging with well-known musicians which included Alan Silva and Marion Brown, among a host of others. With Alan Silva he formed the Free Form Improvisation Ensemble in 1963. He joined Bill Dixon's and Cecil Taylor's Jazz Composers Guild in 1964, and also played with a number of other artists, including Rashied Ali, Albert Ayler, Gato Barbieri, Byard Lancaster, Sam Rivers, Patty Waters, and others.≫(WIKI)とあるように60年代半ばよりのアメリカ・フリージャズ革命の波に身を置いていた精鋭という経歴と実績(ESPレーベルで2枚のアルバムを出している)を持つミュージシャンだ。他の、先鋭なアメリカ黒人ミュージシャンと同様69年より生活、活動拠点をヨーロッパ(オランダ)に移す。その成果がこのアルバムというわけなのだろう。ストレートな炸裂する混沌はことのほかの壮快を味あわせてくれる。やはりアンサンブルメンバーにフランスの先鋭が入っている所為か現代音楽の即興音楽スタイルを取り込んだうえのヨーロッパフリーのセンス、ダダで熱く燃えている。私には好みであるが・・・。このバートン・グリーンをネットで覗いても、動画サイトを覗いてもほとんどヒットしないことから察するに、フリーに疲れてしまったのか現在の活動は耳目集めるほどのものではないのだろうか。初めて聞く「クレズマー音楽」とやらの説明があるが・・・。


『AQUARIANA』(1969)
Trumpet – Jacques coursil
Alto Sax - Arthur Jones
Bass - Beb Guerin , Dieter Gewissler
Drums - Claude Delcloo
Piano - Burton Greene

Tracklisting:
A1 Aquarius Suite (10:24)
  Trumpet - Jacques Coursil

B1 From "Out Of Bartok" (5:10)
  Flute, Shenai - Didier Malherbe

B2 Two-One-Two Vibrations (19:20)

http://www.klezmokum.com/burtongreene/ Burton Greene オフィシャルサイト


Itzhak Perlman plays Klezmer