yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

フレッド・ヴァン・ホーヴ『ピアノソロ』(1972)。独・アヴァンギャルド・フリージャズの立役者ペーター・ブロッツマントリオのピアニスト。あらゆるジャズピアノスタイルとクラシカルな音楽伝統の快走愉楽。

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Fred Van Hove solo @ Jazz à Mulhouse '07

         

イメージ 2きょうは、YOUTUBEサーフィンで愉しんでいる間に時間がたってしまった。(驚くべきスピードで動画のアップロードがなされているのは驚き以外ではない。実に悦ばしいかぎりだ。)ということもあり残念ながらアルバム画像と録音データを貼り付けるだけで終わりそうだ。今日登場するアルバムは、我がブログのメイン・アヴァンギャルド・フリージャズミュージシャン(ブログ開設してすぐの、いっとう最初に登場したのはクセナキスとブロッツマンだった。)のペーター・ブロッツマントリオのピアニストとして参加していたベルギーの産、フレッド・ヴァン・ホーヴFred Van Hove (1937-)の、トリオの絶頂期ともいえる1972年に出された『ピアノソロ』。あらゆるジャズピアノスタイルを手の内にし、じつに軽やかに、且つ愉しく弾きこなし、それにヨーロッパ的クラシカルな音楽伝統を踏まえたインテリジェントな面をみせつつアヴァンギャルドにも快走しているといった印象だ。ヨーロッパフリージャズ史に残るパフォーマンスを残す実力のほどを、このソロから聴き取ることができよう。


Fred Van Hove 『piano solo』

1.Suite 1.2.3/1 - ahisma: het streven om geen schade aan te richten (07.36)
2.Guustjes rock (05.17)
3.Boven alle verdenking verheven [alfons] (09.22)
4.Suite 1.2.3/2 - het streven om niet vertrapt te worden (08.12)
5.Better grounds (09.08)
6.Het is de hoogste tijd (02.52)

Recorded in Brussels on 17 February 1972.
Cover design (reproduced above) by Paul Ielegems.