大西順子トリオ『クルージン CRUISIN'』(1993)。凡百の？野郎のジャズピアノを聴くくらいなら大西順子。どだい音楽センスが違う。

The Jungler by Junko Onishi Trio

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　投稿音源のものではありません

柳の下の二匹目をとばかりに、すこし前に散在する羽目になった職場近くの小さな中古ＣＤショップを覗いた。残念ながらドジョウはいなかった。手ぶらで帰るのもオモシロくないので、これならという一枚だけを手にして店をあとにした。現代音楽ではなくオーソドックスなジャズアルバムだ。大西順子（おおにし じゅんこ、1967 - ）のメジャーデビュー直前の二作目（らしい）の『クルージン CRUISIN'』(1993)。シメテ700円。で、さっそく登場。≪とても女性とは思えないピアノタッチのメリハリの強さ。それにグルーブ感に満ちた抜群のジャズスピリット。≫とは以前図書館で借り受けブログ投稿した≪大西順子トリオ『ビレッジ・ヴァンガードⅡ・VILLAGE VANGUARDⅡ』（1994）。≫のタイトルに使ったことば。もうこれ以上クダクダ言わない。これぞジャズピアノの醍醐味とばかりに、堪能いたしました。お得な買い物と出会いでした。凡百の？野郎のジャズピアノを聴くくらいなら大西順子。どだい音楽センスが違うと締めくくって草々に擱えよう。

　『クルージン CRUISIN'』(1993)

　Junko Onishi, piano
　Rodney Whitaker, bass
　Billy Higgins, drums

　1. ユーロジア EULOGIA
　2. ザ・シェパード THE SHEPHERD
　3. サマータイム SUMMERTIME
　4. コンジニアリティ CONGENIALITY
　5. メランコリア MELANCHOLIA
　6. キャラヴァン CARAVAN
　7. ロズ ROZ
　8. スイッチ・インSWITCHIN' IN
　9. ブルー・セヴン BLUE SEVEN