yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

オランダ・フりージャズ組織ICP(インスタント・コンポーザーズ・プール)の創設者ミシャ・メンゲルベルグとハン・ベニンクのインティメイトなデュオ。

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Misha Mengelberg & Han Bennink Duo – Improvisation

           

ミシャ・メンゲルベルグ
イメージ 2今年の仕事納めのなんとせわしないことか。きょうクリスマス・イヴを終えたらもう雪崩をうつように仕事納め正月準備だ。余裕をもって順調に年が越せるご身分の人はいいけれど、少なからずの人々にとっては辛く厳しい、暗く侘びしい年の瀬となる。そんななか音楽ブログどころではないのだけれど、休むとやはり寂しいので・・・、ということでオランダICP(インスタント・コンポーザーズ・プール Instant Composers Pool=フリージャズミュージシャンのための互助組織)の共同創設者ミシャ・メンゲルベルグ Misha Mengelberg(1935-)とハン・ベニンクのデュオアルバムを取り上げて早々に店じまいとしよう。この二人はエリックドルフィーのヨーロッパの地にての客死の直前に収録された遺作「ラスト・デイト」に名を連ねていることでも知られている。とりわけ、ピアニストのミシャ・メンゲルベルグの音楽専修の経歴(ダルムシュタットの現代音楽講習にも参加している)といい(今回初めてネット情報で知ったのだけれど、かのアヴァンギャルド組織フルクサス(Fluxus)のメンバーであったそうだ。そういえばブロッツマンもそうだったはず)音楽的な家庭・親族係累環境といい錚々たるものなんだけれど、パフォーマンスを聴く限りではなんだか正体不明のもどかしさがついてまわるのだ。要するにつかみどころがない模糊とした印象なのだ。数寄の人ハンベニンクがどうしてこのミシャ・メンゲルベルグとのデュオで、このアルバムのような数多くのコラボをを残しているのか未だもってよく分からない。お互い好きなようにパフォーマンスしているのだ。インティメートな雰囲気はよく伝わってくるのだけれど・・・。内々で音楽を愉しんだパフォーマンスをカセットテープで録り、ホレどうかなといった感じで聴かされているようでもある。



http://www.ejn.it/mus/icp.htm INSTANT COMPOSER'S POOL ORCHESTRA