yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

奇嬌のトリスタン・ホンジンガー、チェロ・ソロおよび、レグテレン・アルテナのベースとのデュオ(1976)。そうダダ手前まさに「破天荒」。

イメージ 1

Honsinger / Parker / Altena - Company 1 - No North (1976)

            
            もちろん投稿音源のものではありません。

イメージ 2わがブログで登場するフリージャズメンのなかでも究めつけの奇矯の人といえば、オランダはICP(インスタント・コンポーザーズ・プールInstant Composers Pool)設立のメンバーであるパーカショニストのハン・ベニンク。それにもう一人きょうここに登場する、チェリストのトリスタン・ホンジンガー Tristan Honsingerがその双璧をなすことだろう。すでに拙ブログでもすでに2稿投稿している。以下の如くだ。≪デレク・ベイリーと奇嬌なトリスタン・ホンジンガー の異形のデュオ≫。そして≪トリスタン・ホンジンガーとギュンター・クリスマンのデュオ『Earmeals』(1978)。流麗さや音色の美、いわゆる音楽的な美などを放棄した徹底的に演奏に遊び戯れることを善しとする風情、まさにダダ。≫。ほんとうにダダ手前といったところだろうか。口で歌い、叫び、喋り、わめく、はてまた赤ん坊のバブバブ(喃語)語などなどの、情動を即そのまま強烈なチェロでなぞるように奏でられ響きわたるといった風情なのだ。いや逆か。そのあたりは、上記<トリスタン・ホンジンガーとギュンター・クリスマンのデュオ『Earmeals』(1978)>の投稿記事にまかせるとして、そこで記したように≪音楽を敢えて美しくあるべし、作ろうとはせず、その手前で遊ぶというスタンスがひじょうにユニークで感興を呼ぶのだ。まさに破天荒である。≫そう「破天荒」。これ以上に適当なことばが見つからない。





Tristan Honsinger-cello/solo;
Maarten van Regteren Altena-double bass/solo

Side A recorded live by Jost Gebers on November 7th,1976
during the Total Music Meeting at the Quartier Latin in Berlin.

Side B recorded live by Jost Gebers on October 29th & 31st,1976
at the Flöz in Berlin.

Produced by Jost Gebers.

SIDE A: 1 Garlic and the fever (3:24)
2 She (12:58)
3 On clapping (6:45)
All compositions by Tristan Honsinger.

SIDE B: 1 The mute I (8:15)
2 Circles (10:26)
3 Allegretto balinoso (3:52)
4 The Mute II (3:15)
All compositions by Maarten van Regteren Altena.


http://downtownmusic.net/pictures/showpicturerhtml/65362653104/Tristan_Honsinger/ Tristan Honsinger || DOWNTOWNMUSIC.NET || photo gallery