yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

西田長男&高橋秀元『神道の宇宙』。

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    カ ミ と は ガ ラ ン ド ウ で あ る。

イメージ 2西田神道といってもわからないことが多いのですよ。たとえばここに寿司の箱がありますけど、寿司をいれる箱は決まっているんです。日本の神社のご神体は、こういう入れ物に入っているのです。でも、それを開けてみると何もない。この問題ですよ。これが日本の文化の根源だと思っている。これを明らかにすることで、いろんなことがわかってくると思う。

松岡―しかも、それは空でも、無でもない。ただのガランドウなんです。

伊藤―何もないのがカミ様っていうのはいいな。

松岡―それがアナキズムだと思いますよ。

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西田―やはり、開けてみると中が何もない箱こそカミの体なんだ、カミの姿なんだ、ウツホブネ_(空船)にこそ、神は乗っているんだという考え方に、神道の本来の根本があるということが大事だと思いますね。宇宙というものも、人間存在というものも、突きつめれば、そういうものだったのだという考え方が、ずっと神道の中に流れつづけていたんですね。・・・・】
                                                          ―「遊・1012」(1980)

                        写真(上段)↑伊勢神宮・内宮正宮の中重(なかのえ)
        
    日本では、タマシヒは外来魂である。やってきた魂である。