yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『THE NEW YORK CONTEMPORARY 5・CONSEQUENCES』(1963/9~11)。清新で心地よいスピードで突走っているのが小気味いい。

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60年前半のジャズニューウェーヴの胎動であったニューヨーク・ジャズ十月革命が語られるとき、必ずあげられるのがドン・チェリーアーチー・シェップ、ジョン・チカイらの参加するニューヨーク・コンテンポラリー・ファイヴ 「THE NEW YORK CONTEMPORARY 5」だった。その活動期間はおよそ一年程という短命に過ぎなかったが・・・。今聴きなおしてみるとアーチー・シェップの主導が顕著といえようか。さほどの革新的なサウンドが鳴り響いているわけでもなく(時代が時代だから致し方ない?)、いや、むしろブルースフィーリングをベースにしたオーソドックスなインテリジェントジャズ(ハードバップ)と括ってもあながち非難は受けないだろう。だが・・・イメージ 2どこかやはり違う。全般的に個々のメンバーのソロが清新で心地よいスピードで突走っているのが小気味いい。A-3.Consequencesなんかその典型で、これが革新で核心のパフォーマンスであり、スピリッツなのだろう。
まことに快調だ!。これらが、このアルバムの、いや「THE NEW YORK CONTEMPORARY 5」の特長といえば云えるのだろう。



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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54948858.html アーチー・シェップARCHIE SHEPP AND THE NEW YORK CONTEMPORARY5』ジャケットデザインの秀逸さで、取り上げたというのが本音と言えば言えるのかもしれない。


『THE NEW YORK CONTEMPORARY5・CONSEQUENCES』(1963/9~11)

Personel:
DON CHERRY (tp)  JOHN TCHICAI (as)  ARTIE SHEPP (ts)
DON MOORE (b)  J.C.MOSES (ds)

Tracking:
A:
2. Sound Barrier
3. Wo Wo
4. Consequences

B:
1. Rufus
2. Crepescule with Nellie
3. Trio