yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ショーソン『交響曲変ロ長調 Op.20』。二匹目、とはいかなかった。一匹目の「詩曲」とはオーケストレーションの洗練の度の懸隔があまりに甚だしい。

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イメージ 2二匹目はとばかりに、さっそく図書館借り受けにネット予約した。唯一所蔵されていたショーソン(Ernest Chausson, 1855 - 1899)の『交響曲変ロ長調 Op.20』。借りる人も多くない忘れられた?作曲家ゆえかすぐ借りることができた。兎にも角にも、先ずは、これはこれは!といった印象だった。まさに謂われているとおりワグネリアンだった痕跡ありありの作品だった。まったく、フランスというより、これはドイツ音楽の系譜ではないかとの印象をもったのだった。この作品は1890年の作で唯一の交響曲とのこと。先日感じ入り、その勢いで投稿した「詩曲」は、作曲家ショーソンの≪1899年に自転車事故で亡くなる3年前の1896年≫(WIKI)の作とある。わずか6年の日時の経過が斯くも作風の変化をもたらすものなのだろうか。オーケストレーションの洗練の度の懸隔があまりに甚だしいではないか。世にワーグナーファンの多いことに遠慮して悪態つくことは止しますが、ワーグナーは私の忌み嫌う音楽のひとつだ、とだけと云って、それゆえに今回の二匹目は失望を結果したといって擱こうか。もしこちら「交響曲変ロ長調」がショーソンとの最初の出会いだったら、たぶん何の感興も起こさなかっただろうことは確かなことと思える。ワーグナー好きのリスナーはどうかしらないが・・・。




ショーソン交響曲変ロ長調 マニャール:交響曲第3番』


マニャール:
2. 交響曲第3番変ロ短調op.11