yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ラジオから流れていたピアニスト広瀬悦子のショパン「12の練習曲 作品25」。中途からだったけれど素晴らしかった。

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Ignaz Moscheles = Etudes caractéristiques: Etsuho Hirose =piano

             

イメージ 2きのう、仕事帰りの自動車のなかでラジオから流れていたピアノ演奏に魅入られた。もちろん中途からで何の曲かもわからずだったが、外人さんの(外人さんでもパッとしない演奏家などいくらでもいるけれど)、それも名うてのピアニストのものなのかなと思って聴いていたら、最後のアナウンスでピアニストは広瀬悦子と名のられた。フーン、そんな演奏家いたのと言ったところだった。普段、新聞からの情報程度しか持ち合わせず、専門的な音楽雑誌等(いや、単行本もだけれど)はほとんど読んだことがない。べつに音楽関係のプロでないのだからその程度で十分なのだけれど。それに、どちらかといえば作品重視で、演奏家ウンヌンにはあまり興味がないということもある。それと、強迫観念めいた情報過多に振り回されるのが、嫌ということもある。精神衛生上はなはだよろしくない。ま、そんなことはともかく先ほどのNHK・FMの「ベストオブクラシック・セレクション-北海道函館市公開録音-<2008/5/15>」のピアノ演奏は素晴らしかった。わたし思うに、ショパンやリストなどはとりわけ、ひけらかしの、ドーダ!といった演奏が多いのだけれど、放送で流れてきた演奏はテクニック以上に品よく落ち着いて表情が豊かなものだった。それを好感したのだった。で、帰宅後ネットで番組検索したところ、当の耳にした曲はショパンの「12の練習曲 作品25」(31分05秒)とあった。ショパンは好んで聴く作曲家ではないのだけれど・・・、で、わがレコード棚でホコリをかぶっているサンソン・フランソワ(Samson François ,1924 - 1970)のLP10枚組みのBOX『ショパンピアノ作品集』をとりだし、再確認ということもあり「12の練習曲 作品25」のみの鑑賞となった次第(力技、ねじ伏せる感のあるサンソン・フランソワショパン)。ところで、先のピアニスト広瀬悦子もネット検索した。プロフィールを見てびっくり。すごい才媛ではないか。これほどの才能・才女知らぬは私ばかりなのだろう。記憶しておこう。愉しみだ。たまたまのラジオ放送での出会いに感謝。




広瀬悦子 Etsuko Hirose, モーツァルト Morzart / Fantasie K.397