yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

セシル・テイラー『NUITS DE LA FONDATION MAEGHT Vol.3』(1969)。サム・リヴァースのサックスが凄い。ともども此処には熱いセシル・テイラーがいる。

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Cecil Taylor, The Great Concert of Cecil Taylor, 1 of 6

           

イメージ 2以前、3枚組み(で出されていたらしい。わたしは持っていませんが)のうちの一枚目を≪セシル・テイラー『NUITS DE LA FONDATION MAEGHT Vol.1』(1969)。演奏内容が良いんだか、悪いんだか。秀逸のジャケット聴き。≫とタイトルして投稿した。できょうは、手持ち残りの『VOL.3』(1969)の鑑賞。残念ながらどうした理由でか『VOL.2』は手元に所蔵されていない。それはともかく、きょうのこの『VOL.3』でのサム・リヴァースSam Rivers(1923-)(Saxo tenor, Saxo soprano)(いまネット検索で気がついたのだけれどセシル・テイラーより6才も年上なのだ)は凄い。テイラーも乗せられてか凄いテンションの上がりようだ。この印象に尽きるといってもいいくらいだ。『VOL.2』は先のように聴くすべはないのだけれど、ひょっとしてこの『VOL.3』のA面がこの“Nuits de la Fondation Maeght”での一連のパフォーマンスのピークなのではと思えるほどサム・リヴァースのテナーが頂に引っ張り上げ登りつめているている印象がする。この当時のお定まりのパートナー、ジミー・ライオンズ(サックス)(なぜテイラーがこの人物を引き連れていたのか私はいまだに了解できないのだけれど)ではこうもエネルギッシュにパフォーマンスを成しえなかっただろう。此処には熱いセシル・テイラーがいる。



『NUITS DE LA FONDATION MAEGHT Vol.3』(1969)
“Second Act of A” Vol.3
enregistre en public a Saint-Paul-de-Vence Le 29 juillet 1969

Cecil Taylor (Piano voix)
Jimmy Lyons (Saxo alto)
Sam Rivers (Saxo tenor, Saxo soprano)
Andrew Cyrille (Drums)