yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『決定版!癒しのアジア』(2003)。我がニホンジンの来し方の響きのごとく懐かしさと“癒し”を覚えるのもごくごく自然なことなのだろう。

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jaipong sunda

            

『決定版!癒しのアジア』。なぜアジアは“癒し”なのか?アジアと言ってもとてもそのエリアは広大だ。西アジア中央アジア、南アジア、東南アジア、東アジア・・・。というものの、東および気候湿潤の東南アジアが先ず思い浮かばれるのは順当なところだろうか。それらエリアの音楽、その響きを聴いて母なる源郷のイメージが体の芯から広がる感じがするのは私だけではないはず。包み込むやさしさがその音色にはたしかにある。“自然”が歌い鳴り響いている。先住の原日本人と、海から、陸から流れ来た人種、文化のドンヅマリの混合体ニッポン。来し方の響きのごとく懐かしさと“癒し”を覚えるのもごくごく自然なことのだろう。きょうも図書館ネット借り受けのアルバム。
いつもこの種のアルバムに感じることだけれどどうしてアルファベット表記が無いのだろう。ネットで情報(とりわけ動画検索)得ようとしても日本語表記ではショチなしで役に立たない。たとえば、<8. ブラン族の子守歌(フル笙/中国・雲南)(楊建生)>での気になる音色を持つ演奏楽器の「フル笙」。これをこのまま検索しても動画など何もヒットしない。これが「Hulusi」と表記されているのを気付くのにどれほどの時間がかかったことか。



『決定版!癒しのアジア』(2003)

1. スリンピ・サンゴパティ(ガムラン/インドネシア・ジャワ)(G..A.ムルティア,パウィヤタン・クラトン・スロカルト)
2. ラーガ・ジンジョーティー(シタール/インド)(シャヒード・パルヴェーズ)
3. 良宵(二胡/中国)(朱昌耀)
4. 十五夜の月(ホーミー/モンゴル)(タラブジャビーン・ガンボルド)
5. ナム・アイ(ダン・チャイン,ダン・グェ/ベトナム)(ダン・スアン・カイ)
6. ウェイザヤンダー(サウン(竪琴)/ビルマ)(ウー・ミー・マウン)
7. カメーン・サイヨーク(チャケー/タイ)(ニパー・ソーパーサムリット)
8. ブラン族の子守歌(フル笙/中国・雲南)(楊建生)
9. 秋月照芽亭,山中思友人(古琴/中国)(姚公白)
10. ピリ・シナウィ(シナウィ合奏/韓国)(パク・ポムフン)
11. マーフールによるウード独奏(イラン)(ホセイン・ベヘルーズニアー)
12. タブ・ブランダ(ジェゴッグ/インドネシア・バリ)(スアル・アグン)
13. 合奏:シグナル(ウズベキスタン)(トゥランホンジャエフ・ナジョト)
14. ラーガ:ブーパーリー(バーンスリー/インド)(ハリプラサド・チョウラシア)
15. ジパン・ワリック(ガムラン/インドネシア・ジャワ)(チルボン・ガムラン・グループ)

4th Race Live. Hu-Lu-Si tune





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