yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シベリウスの「弦楽四重奏曲 作品56≪親愛なる声≫」とグリーグの「弦楽四重奏曲 ト短調 作品27」。

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Edvard Grieg String Quartet in G minor, Op. 27: I (part 1)

            

図書館のネット予約借受のCDを聴きながら、さてはと前調べとばかりに拙ブログをとりあえず振りかえり投稿済み記事検索をしてみた。なんとすでに≪ん?シベリウスの弦楽四重奏?『弦楽四重奏曲全集』。全4曲。瑞々しく清冽がみなぎっていて、かつ豊かな弦楽の響き。構成的で<古謡>抒情的豊麗な響きはのちの交響曲作家を予感させる。≫との記事があるではないか。もちろん借り受けたアルバムとは違うものなのだけれど・・・。なんとも情けない記憶力、脳ミソだこと。今回借り受けたアルバムはシベリウスの「弦楽四重奏曲 作品56≪親愛なる声≫」と、同じく北欧はノルウェーの大作曲家グリーグの唯一の弦楽四重奏作品といわれている「弦楽四重奏曲 ト短調 作品27」のカップリングされたもの。で、今回はグリーグの作品のみにコトバを添えておこう。というもののあたりまえのコトバしかでてこないのだけれど。≪ノルウェー民族音楽から着想を得て、国民楽派の作曲家として注目された。 彼の民族音楽からの深い影響は組曲ペール・ギュント」1曲目、「朝」の冒頭がノルウェーの民族楽器であるハリングフェーレの共鳴弦を端からつま弾いた時の旋律から始まっていることからもうかがうことができる。≫(WIKI)とあるように、その哀しくも美しく情熱的で親しみやすい旋律で心の奥底から聴く者を惹き付ける。ひじょうにロマンティックだ。純に燃える魂のウタゴコロここにありといっておこうか。CD解説にはそれらを以下のごとくに述べられていた。【弦楽四重奏作品を書くにあたって、大きな規模の作品を書くことにある種の不安を覚えたグリーグは、その全体像に特に注意を払ったとされる。不安感は失敗を意味するものではありえず、実際には弦楽四重奏曲グリーグの作品の中でも最も重厚にして力強い作品として結実したのである。伝統的なポリフォニックな室内楽書法に代えて、グリーグが目指したものは雄大にして理想的な擬似オーケストラサウンドだった。この作品は主としてホモフォニックであり、集中的で大胆な和声進行を多く含んでいる。】



Sibelius『String Quartet Op. 56』; Grieg『String Quartet Op. 27』



http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48484566.html 安らぎと静穏に迎え入れるにふさわしい愛すべきピアノ小品集。館野泉のグリーグ『抒情小曲集』

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/47362334.html 自然と人間が織り成す神話的精神・物語を交えた詩の精華、北欧の澄明で神話的な余情と民俗の香り、彩りでロマンティックに魅せるエドヴァルド・グリーグの『組曲「ホルベアの時代より」Op.40』。


ジャン・シベリウス関連記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/55196221.html ジャン・シベリウス交響曲第4番・第6番』。オーケストレーションの壮麗さと重厚かつ大なるスケール。精神が、祈りが、深く清冽に響きわたっている。


Jean Sibelius - String Quartet in D-Minor op. 56, Voces Intimae