yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

アントン・ブルックナー『交響曲第9番』。壮にして大なるかな、ああこの甘美。陶酔する斯くなる精神。だが私には別世界であるようだ。

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Bruckner - Symphony No. 9: 2 Satz. Scherzo. (Karajan Wien 1978) [Part 1]

           
     「愛する神に捧げるつもりで書いた」 (A・ブルックナー
壮にして大なるかな、ああこの甘美。轟き響きわたる斯くなる楽の音に陶酔する精神をどのように受けとればいいのだろう。もう好みを越えての精神分析的難問であるとしておこうか。ドシロウトのたんなる音楽ファンでしかない私が、このブルックナーの『交響曲第9番』の傑作であることなどに異を唱えるつもりなど毛頭ない。すべての音楽形式はその存在を許される。だが私には別世界であるようだ。19世紀後半産業・文化爛熟の時代的精神、その精神分析を要求する<壮にして大なるかな、この甘美>と言っておこうか。わが町の図書館で借り受けてきたCD鑑賞。




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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/59784754.html 交響曲作家アントン・ブルックナーの『ピアノ・ソロ作品全集』(2002)。巧緻をきそわなくても音を埋めなくてもこれだけの心に染み入る音楽がある。まさに至福です。