パウル・ヒンデミット『室内音楽選集』。<どっちつかずのかったるい、退屈な印象>を再確認しただけだった。やはり肌に合わないようだ。
Hindemith : Kammermusik nr. 4 op. 36,3 per violino e grande orchestra
投稿音源のものではありません。
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「当代で最も偉大な作曲家であったが、最も後生への影響を及ぼさなかった作曲家」 (グレン・グールド)
きょうは図書館のネット借受でのCD。パウル・ヒンデミット (Paul Hindemith, 1895 - 1963)の『室内音楽選集』。まえまえから、フランス6人組にせよ、このヒンデミットなど第一次大戦以降に活躍する、戦後アヴァンギャルド世代の師匠世代といえるだろう音楽家、その作品にはトンと波長が合わず(ようするに、シェーンベルクらの新ウイーン楽派の革新性に比べどっちつかずのかったるい、退屈な印象)まったく毛嫌いしてきた。ではどうしてネットで取り寄せ鑑賞する気になったのか。あるときYUTUBE動画で遊んでいた時にピアノソナタ(グレン・グールドの演奏)や、チェロソナタを聴くに及んで、これはいいではないか!精神があるとの好印象をもったのだった。でさっそく図書館の蔵書検索してみたけれど、名作『画家マチス』は有りはすれど当のソナタなどはなく、残念ながらきょうとりあげる『室内音楽選集』しか選択肢がなかった。うーんやはり・・・でした。つまらない。どうしてなのだろう。<どっちつかずのかったるい、退屈な印象>を再確認しただけだった。単純かつ短絡的に≪シェーンベルクらの無調音楽に対しては否定的であった。≫(WIKI)ことの帰結であり、その末路に過ぎないと切って捨てたい衝動、苛立ちを拭うことができなかった。だけどYUTUBE動画でのピアノソナタや、チェロソナタは良かったのだけれど・・・。どうしてなのだろう。
「独奏ヴァイオリンと大編成室内管弦楽のための室内音楽第4番 作品36-3(ヴァイオリン協奏曲)Kammermusik Nr.4, Op.36 Nr.3」
「12の独奏楽器のための室内音楽 第1番 作品24-1Kammermusik Nr.1 mit Finale 1921, Op.24 Nr.1 for 12 solo instrs」