山下洋輔トリオ『FROZEN DAYS』(1975)。1974年6月のヨーロッパツアーの衝撃的な大ブレーク直後の国内スタジオアルバム。
[845] MITOCHONDRIA @ FROZEN DAYS - YOSUKE YAMASHITA TRIO
もう過ぎちゃった話しで、締まらないのだけれど<結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭>というのが話題になっていた。で、これをネタにブログ投稿しようと思っているあいだに・・・つまりはあとの祭りとなってしまった。ではあるけれど、未だ投稿していなかった「第二次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、坂田明 (as)、森山威男 (ds)」の『FROZEN DAYS』(1975)をきょうは久しぶりに聴き直しての鑑賞記としよう。このアルバムの録音データを見ると1974年の9月25・27・28日CROWNレコード第1スタジオと記されている。山下洋輔トリオがヨーロッパツアーのドイツにて衝撃的な大ブレークをしたのが1974年の6月(アルバム「クレイ」にてその興奮の坩堝と化した会場の歓呼喝采ぶりを聴くことができる)だから、その余勢をもって帰国すぐの凱旋レコーディングといったところなのだろうか。若々しくパワフルなトリオのインタープレイ、とりわけ山下洋輔の絶頂のピアノが聴ける。このアルバムはスタジオ録音盤ということもあってか、突っ走るだけではなくスローにじっくりとソロを展開するところが聴かせどころとなっていて、それまでのアルバムにはあまり無かった落ち着き、いや自信か?を聴くことになるだろう。ライブもいいけれど、これはこれでじっくりと愉しませてくれるアルバムだ。
第一次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、中村誠一 (ts)、森山威男 (ds)
第二次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、坂田明 (as)、森山威男 (ds)
第三次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、坂田明 (as)、小山彰太 (ds)
第四次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、武田和命(代役・菊地成孔) (ts)、林 栄一 (as)、小山彰太 (ds)、國仲勝男 (b)
第二次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、坂田明 (as)、森山威男 (ds)
第三次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、坂田明 (as)、小山彰太 (ds)
第四次山下洋輔トリオ:山下洋輔 (p)、武田和命(代役・菊地成孔) (ts)、林 栄一 (as)、小山彰太 (ds)、國仲勝男 (b)
山下洋輔トリオ『FROZEN DAYS』(1975)
Side A
1. プロファーゼ PROPHASE
2. ダブルヘリックス DOUBLE HELIX
3. キアズマ CHIASMA
1. プロファーゼ PROPHASE
2. ダブルヘリックス DOUBLE HELIX
3. キアズマ CHIASMA