yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

山下洋輔

山下洋輔『ディライトフル・コントラスト』。表現自在。けれどヤマシタヨウスケの音楽性はいかなる場合でも唯一無比。

ディア・M 【 最近は、自分の中にあるありとあらゆる表現の種類を楽しむ心境になっています。・・・ 】(同梱解説書) たしかに、表現自在。けれどヤマシタヨウスケの音楽性はいかなる場合でも唯一無比であるといっておこう。室内楽とのパフォーマンスに、え…

五月晴れの下で聴くのがふさわしい若き?山下洋輔ピアノソロパフォーマンス。

FLIGHT ≪74年ヨーロッパ演奏成功に満を持す山下洋輔初めてのソロアルバム≫とタイトルして投稿したのはブログ開設して間もない今からおよそ6年前のことだった。これも動画サイトが本格的に始まったばかりのことで、文字だけのアルバム紹介で終わっていた。…

山下洋輔『クルディッシュ・ダンスKURDISH DANCE』(1892)。自信と余裕の小走り、ジョギングするジャズ。ちょっとだけ山下洋輔・・・デス。

Kurdish Winds - Yosuke Yamashita (Trio), feat. Joe Lovano ネット図書館で借りて鑑賞。1992年リリースとある。このころはジャズはいうを及ばずほとんど音盤から遠ざかっていた時期にあたる。60年後半から70年にかけてあれほど熱狂して聴いていた…

山下洋輔・筒井康隆『家』(1976)。

Tsutsui Yasutaka & Yamashita Yosuke - Umi Tsuki とりたてて、記事にするほどの思いも無いのだけれど、ひと月にわたって連載される今月の日本経済新聞朝刊の『私の履歴書』を山下洋輔が執筆している。社会的地位を上り詰めたひとに自叙伝執筆の機会を供す…

山下洋輔『パシフィック・クロッシングPACIFIC CROSSING』(2003)。いいね~、このリリシズムと積み上げてきたピアニズム。

タモリのジャズスタジオ 第2夜 ④.MPG 残念ながら投稿音源はありません。 いま、せめて買占め、買い溜めなどの行動をとらない。それが被災をまぬがれた人間の最低限の良心ではないのか。せめてもの最低限の支援、見識ではないのか。・・・。だから、石原都知…

山下洋輔トリオ『UP-TO-DATE~山下洋輔トリオライブ’75 4.28』。リリシズムを漂わせて疾走するジャズ。変化球ではなくストレート。それゆえか爽快である。

山下洋輔トリオ、 キアズマ (CHIASMA) :山下洋輔(p)、坂田明(as)、森山威男(ds) 久しぶりの70年代の山下洋輔トリオ(山下洋輔(p)、坂田明(as)、森山威男(ds))のアルバム。いいね~。このパワフルな格闘ジャズ。革新的なプロトジャズ、その実践。リリシズ…

山下洋輔『スパイダー』(1995)。<倦>み、<惰>すことなく創造的に変化に富んでいて、リリシズムとバルトークがチラつく無調でパーカッシヴ、セシル・テイラー相同の打鍵快走ぶりを聴かせている。

[1063] FOURTH STEP @ SPIDER - YOSUKE YAMASHITA たまにはジャズということもあるけれど、NHK・FMのジャズ(ロック)番組「セッション2010」の、なんともいたたまれない気持ちにさせる元気、覇気のなさ、よく出来ましたハナマルよろしくのインター…

山下洋輔(ニューヨーク)トリオ『プレイズ・ガーシュイン』。ジャズの名曲を唯一無比のフリーセンス溢れるピアニズム、リリシズムとパッションでデフォルメしてゆく見事さ、ジャズすることの融通自在の愉しさを満喫

幻燈辻馬車 Yosuke Yamashita & Yutaka Sado 投稿音源のものではありません。 NHK・FMを聞き流す程度でしかないけれどよく聴いている。毎週金曜日(関西地区)の午前10時から約1時間の「セッション2009」なる、NHKスタジオライブのジャズセ…

山下洋輔トリオ『FROZEN DAYS』(1975)。1974年6月のヨーロッパツアーの衝撃的な大ブレーク直後の国内スタジオアルバム。

[845] MITOCHONDRIA @ FROZEN DAYS - YOSUKE YAMASHITA TRIO もう過ぎちゃった話しで、締まらないのだけれど<結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭>というのが話題になっていた。で、これをネタにブログ投稿しようと思っているあいだに・・・つまりはあと…

山下洋輔ピアノソロ『センチメンタル』(1985)。唯一無比の境域、類稀なピアノセンス、ピアニズム、スタイル。いいものです。

OVER THE RAINBOW [ SENTIMENTAL ] YOSUKE YAMASHITA 文句なしに愉しめる山下洋輔のピアノソロ。1985年の録音のよし。生年が1942年生まれとあるから43才のときのピアノソロ収録となる。経験、技術すべてに於いて俗にいう脂の乗った絶頂の、年恰好といえるの…

山下洋輔『ピアノ協奏曲 第1番 即興演奏家の為の≪エンカウンター≫』(rec2004)。山下洋輔のピアノが自作品のオーケストラ作品と遭遇しての即興演奏の感応妙味。冴えわたる山下節ピアニズム。

山下洋輔 - 4HANDS Part 2 国立(くにたち)音大の作曲科卒といえ、まじめに修学したのかどうかと思いつつ(学生時代、軟式?野球ばっかりしていたとどこかに書いていたと記憶するが)、ジャズ・ピアニスト山下洋輔の『ピアノ協奏曲 第1番 即興演奏家の為の≪…

山下洋輔『ラプソディ・イン・ブルー』(rec.1986)。空前絶後のすばらしいピアノソロ。コンサートグランドがフルレンジで鍵盤を疾走。豪快、かつ繊細に洋輔ジャズスピリットとピアニズムで快感響き渡る。

幻燈辻馬車 Yosuke Yamashita & Yutaka Sado 投稿音源ではありません。 かつてテレビコマーシャルにインド人もビックリといったカレーの宣伝文句があった。本場・本家もビックリといった意味合いで今でもよく使われていることだろう。まさにそのコトバが口…

山下洋輔トリオ『マル・ウォルドロンに捧ぐ』(1980)。誰が聴いても山下洋輔の疾走とリリシズムのブルーススタイルだ。

Mal Waldron - "Nervous" 図書館でのネット借受した山下洋輔トリオ『マル・ウォルドロンに捧ぐA TRIBUTE TO MAL WALDRON』(1980)がきょうのアルバム。べつにこれでなくてはということでなく、返却期限が迫ってきているということもあり、また2枚しか借り受…

山下洋輔、アデルハルト・ロイディンガー(b)、デュオ&トリオ『WAVE SONG』(1977)。この時期、冴えに冴えわたっている。いささかの躊躇もない。ストレートで美しい。壮快である。

Yosuke Yamashita,George Kawaguchi – Duo いささかの思い入れがあるので、最近の、といっても音盤を購入し手にしてのその感想ではないのだけれど、折にふれてのパフォーマンスを見聴きする限りでは、一頃ほどにはあまり感心したものではない、と一先ずいっ…

山下洋輔トリオ『嵐』(1976)。70年央、大ブレイクしたヨーロッパツアー後の最もすぐれた山下トリオのパワフルな白熱の疾走と閃光が煌めく暗黒舞踏との共演。まちがいなくこの時期の傑作。

山下洋輔トリオ/大駱駝艦/ジェラルド大下『嵐』(1977, Frasco)より 1976 年 9 月 29 日、日本青年館にて録音 しょうじき言いまして、暗黒舞踏なるものには、感心した覚えがない。その謳いである、おどろおどろしさが、ピンとこないのだった。見るからに!…

山下洋輔・Jam Rice Sextet。『Jam Rice Relaxin' /Jam Rice Sextet』(1975)。山下洋輔の磁場で遊び心横溢の能楽、祝詞ジャズ一歩手前。もう一歩。

Duet 7 陽水with山下洋輔 ♪最後のニュース 果たし合いか、それとも道場破り?よろしく百戦錬磨の山下洋輔が、日経夕刊文化欄の新聞コラムで「私の出会ったジャズの巨人」と題して連載している記事を先日ブログ投稿した。その流れで、久しぶりに当ブログ山下…

山下洋輔と三宅榛名(現代音楽作曲家・ピアニスト)のデュオ『エクスチェンジEXCHANGE』(1979)。乗りにのり爆走している格闘ピアニスト山下洋輔とひるまず向こう意気魅せる三宅榛名。

Yosuke Yamashita Trio 1972 from "ecstacy of the angels" by koji wakamatsu, 1972 yosuke yamashita: piano seiichi nakamura: alto saxophone takeo moriyama: drums 山下洋輔と現代音楽作曲家でありピアニストでもある三宅榛名(みやけ・はるな、1942-)…

山下洋輔『HOT MENU』(1976)。アメリカデビューのドキュメント。先日35年ぶりの燃えるグランドピアノを演奏する「ピアノ炎上2008」を敢行。

Burning piano (played by Yosuke Yamashita) 粟津潔サイトで完全版が観れます 自宅で朝日新聞、仕事場で日本経済を購読しているけれど、いずれの新聞にも取り上げられていた、能登半島の海岸での消防服に身をまとった山下洋輔の≪燃えるグランドピアノを演奏…

山下洋輔と和太鼓奏者・林英哲のコラボ『Ken-Kon』(2002)。疾走する荒々しさの中のリリシズムの真骨頂と掛け声の雄々しさに響きわたる<気>の和太鼓。

Eitetsu Hayashi - Bolero Ravel part2 林英哲&山下洋輔 山下洋輔と和太鼓奏者・林英哲とのデュオ・コラボレーションの今日のアルバム『Ken-Kon』(2002)は、なんといっても聴きものはやはり「ボレロ」。これに尽きるといいたいくらいだ。双方のソロが生…

山下洋輔『SAKURA』(1990)。サイドメンの一昔前の古臭いセンス。十年一日のアメリカンジャズテイストで染め上げられた売れ線ジャズ。

Yosuke Yamashita - Ano Machi これは売れ線を狙っての企画か?と言いたい衝動に一瞬かられなくもないパフォーマンスのアルバムだ。とひとまずは云っておこう。疾走ではなく失速感を味わうことになるだろう。とりわけオールドファンにとっては。このユニット…

山下洋輔トリオ『コンサート・イン・ニュージャズ』(1969)。時代の熱気と併走する怒涛の勢い。

Burning piano (played by Yosuke Yamashita) 粟津潔サイトで完全版が観れます 68年~69年という歴史年次は折りにふれ幾度となく顧みられ語られることだろう。これはノスタルジーのしからしめることとしてのみ片付けられない、ターニングポイントであったと…

ヨーロッパツアーで大ブレークして気力、体力ともにゆるぎなく絶頂の小気味いい洋輔ピアノ。ベースのロイディンガーとのデュオ『ア・デイ・イン・ミュニックA DAY IN MUNICH』(1976)。

A Night In Tunisia - Yosuke Yamashita:Banslikana(1976) 山下洋輔 気力、体力ともにゆるぎなく絶頂の洋輔ピアノといったらいいのだろうか。切れに切れて爽快ですらある。とはいえ聞き比べて云ってる訳ではないので、いい加減なものだけれど。しかし≪歓…

『きいちのぬりえ』と、誰もが親しんで知っている童謡のメロディーにのせて山下洋輔のピアノソロに悦楽する『砂山』(1978)

山下洋輔 レコード中入れの解説書がどこへ行ったのか、手元にない。ということで、べつに今日のブログ記事にせずとも後日とすればいいのだけれど、YOUTUBEを覗いていて山下洋輔と井上陽水の「少年時代」のデュエットが目に留まり、そのことがあって今…

ハナモゲラ奇声で「こねこ、ねこのこおこぜのこ~・・・」と喚き会場を沸かし煽る余裕のバトルパフォーマンス。山下洋輔トリオ『モントルー・アフター・グロウ』(1976)。

アルバート・アイラーの『ゴースト』から日本の唱歌「赤とんぼ」へとアドリブ展開する坂田明。アルトサックスのフリーキーな咆哮とアフリカ土着人(モンゴリアン!?のような風貌でもあるが)の如きハナモゲラ奇声で「こねこ、ねこのこおこぜのこ~・・・」…

オキナカサケマソをセメネケした???山下洋輔トリオ+マンフレッド・ショーフ『DISTANT THUNDER』(1975)

「邁進ハチチサレ ニメルナノワケ ルレポヨヨ ナメルヘロヤレ ライエササニア」これはコンピュータでのタイピングミスでもなんでも無く、山下洋輔のハナモゲラ語による歌であるそうだ。ちなみにそのハナモゲラ語の元祖?・伝道師タモリは次のように時代を総…

小走りで快調に歌いまくり乗る山下洋輔。アデルハルト・ロイディンガーとのデュオ『Inner Space』(1977)

山下洋輔のピアノとアデルハルト・ロイディンガー Adelhard Roidingerのベースとのデュオパフォーマンス。かれアデルハルト・ロイディンガーは1943年オーストリアの産。音楽高校で6年間ベースと作曲を修学するも大学では建築を専攻。両方を教え生業としてい…

賞賛、歓呼倍加する1975年の山下洋輔トリオ再ヨーロッパツアードキュメント『CHIASMA』(1976)

山下洋輔トリオ キアズマ (CHIASMA):1975.6.6 ヨーロッパでの成功勝ち得ての翌年、1975年ドイツでのライブ録音である。衝撃的なヨーロッパデビューの成功は、当時でも大きな話題であった。一曲終わるごとの嵐のごとき歓呼の凄さが前年にもまして倍加してい…

流麗さひときわ印象深く美しい中村誠一のソプラノサックスソロ、山下洋輔トリオ『木喰(もくじき)』(1970)

山下洋輔トリオの第二作『木喰(もくじき)』(1970・01)。山下洋輔(p)、中村誠一(ts、ss)森山威男(ds)というトリオでのデビュー作「ミナのセカンドテーマ」(1969・10)よりわずか3ヶ月後に収録されたものである。<木喰(もくじき 1718年(享保3年…

富樫雅彦と山下洋輔デュオ・アルバム 『兆(きざし)』 (1980)

M. Togashi / Y. Yamashita – nostalgia この組み合わせでのアルバムがあるとは知らなかった。いやひょっとすると、山下洋輔を追いかけ蒐集することにくたびれて買いそびれたのかもしれない。当時やつぎばやに彼のアルバムが出されていたはずである。現代音…

74年ヨーロッパ演奏成功に満を持す山下洋輔初めてのソロアルバム

採り上げる順序がいい加減であるのは、レコードの整理の悪さと頭の中身の曖昧さにもよるのだろが、それよりも趣くままにという自分勝手な趣旨でのブログのせいでもある。時系列での考究はプロの仕事に預けよう。先のブログで紹介、採り上げた山下洋輔のソロ…