yuki-midorinomoriの日記

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フランツ・シューベルト『ピアノ・トリオ第1&第2番/アルペジオーネ・ソナタ 』(1997) 。美しいとばかり云ってられない・・・。なにかしら哀しい明るさ・・・。

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Schubert Sonata in A minor for Arpeggione and Piano, D. 821 Allegro moderato

            
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どうしてまたまたシューベルトなのだろう。1週間ほどまえに≪フランツ・シューベルト『後期ピアノ・ソナタ集』(1987)。ベートーヴェン?いやいや。その愛すべき詩情はまさしくシューベルト。≫と投稿したことが呼び水となったという訳だった。シューベルトのこの際立つ歌謡性、メロディの美しさに魅きつられてと言えそうだ。「シューベルトの音楽は片目で笑い片目で泣いている」(WIKI)と言われているようだけれど、その明るさと哀しみの同在が魅力といえるのだろう。美しいとばかり云ってられない・・・。なにかしら哀しい明るさ・・・。で、いつものように、図書館ネット借受にて『ピアノ三重奏曲1・2』CD2枚組みを鑑賞した。どうして斯くかろやかでピアノの音色が澄み切って美しいのか?これはピアノ奏者のアンドラーシュ・シフ(Andras Schiff, Schiff András, 1953 - )のピアニズムのゆえなのか、いやそうではなく、そもそもがシューベルトのピアノ作曲書法ゆえなのか、どうなのだろう。それにしても、ブラームスなどとは違ってシューベルトのそれは、重すぎず、複雑すぎずシンプルで美しい室内楽だ、といえないだろうか。それゆえに、無類にメロディアスなことと相まって愛すべき親しみを感じさせるのだろうか。





フランツ・シューベルト『ピアノ・トリオ第1&第2番/アルペジオーネ・ソナタ 』(1997)

収録曲:
1.アルペジオーネ・ソナタ・イ短調(D.821) Arpeggione Sonata in A major D 821
2.ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調作品89(D898)Piano Trio in B flat major op.89
3.ノットゥルノ変ホ長調作品148(D897)Notturno in E flat major op.148
4.ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調作品100(D.821)Piano Trio in E flat major op.100


Credit:
András Schiff, piano
Yuuko Shiokawa 塩川悠子, violin
Miklós Perényi, violoncello


Franz Schubert - Piano trio op. 100, D 929 2 mov.