yuki-midorinomoriの日記

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ハインリッヒ・シュッツ『マタイ受難曲 SWV.479』。アカペラ(無伴奏)。何と簡素な、しかし厳粛と秘めたる信仰の強さを感じさせることだろう。簡素な佇まいに崇高さを伴う。

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Heinrich SCHÜTZ - Matthäus-Passion 1666 - Amor Artis Chorale

           

Heinrich Schütz
イメージ 2ヨハン・ゼバスティアン・バッハに至るドイツ音楽の基礎を築いた≫(WIKI)ドイツ音楽の父、ハインリッヒ・シュッツ(Heinrich Schütz, 1585 - 1672)。バッハのちょうど100年前の作曲家。そのバロック初期の作曲家による『マタイ受難曲』。アカペラ無伴奏)ということもあるけれど、何と簡素な、しかし厳粛と秘めたる信仰の強さを感じさせることだろう。簡素な佇まいには崇高さを伴う。このアカペラ a cappella という語には、in chapel ≪「聖堂で」「聖堂において」という意味≫があるそうで、まさしく聖書詞文の教会での朗誦といった趣だ。シンプルであることの剄さ。聖なる人間の祈りの声、それがおのずと音楽になったということか。
きょうは、なにを思ったかシュッツをネット図書館のアルバムにて鑑賞。





ハインリッヒ・シュッツ Heinrich Schütz『マタイ受難曲 MATTHAEUS PASSION SWV.479』

1. マタイ受難曲 SWV.479 No.1~12 導入曲・葬りの用意・ユダの裏切り[聖書]
2. No.13~29 最後の晩餐[聖書]
3. No.30~49 弟子たちの躓きの預言・ゲッセマネの祈り[聖書]
4. No.50~73 イエスの捕縛・議会の審問[聖書]
5. No.74~86 ペテロの否認[聖書]
6. No.87~92 ユダの縊死[聖書]
7. No.93~119 ピラトの裁判[聖書]
8. No.120~131 十字架上の処刑[聖書]
9. No.132~137 埋葬・墓の番・終曲[聖書]


Heinrich Schutz - O Jesu, Nomen Dulce - Andreas Scholl