モーツァルト『ハイドン・セット(弦楽四重奏曲第14~19番)』CD3枚組み。ハイドンに献呈された6曲。とりわけ「第14番」と「第15番」の流麗平明(旋律性にすぐれ)でかつ若々しい生動感に魅せられる。
Mozart - String Quartet No.14-1
「誠実な人間として神にかけて申し上げますが、あなたの御子息(=ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト)は、私がじかにあるいは評判によって知っている作曲家たちの中で、最も偉大です。趣味とそのうえ全く秀れた作曲の技術をおもちなのです」(ハイドン)
CD3枚。6曲のモーツァルトの弦楽四重奏曲『ハイドン・セット』。ハイドンの弦楽四重奏の音楽史的な形式開発練成に触発されてモーツァルトが(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 - 1791)≪2年あまりを費やして≫作曲したもので、その全6曲ワンセット(当時はそうだったらしい、なぜだかわかりませんが)を先達ハイドンに献呈したことから斯く名づけられた由。傑作とはいえ、1曲平均30分として計180分、約3時間の弦楽クァルテット鑑賞は聊かしんどいことではありましたが・・・。わたくし的には連作の最初に手掛けられた「弦楽四重奏曲第14番」と「第15番」が流麗平明(旋律性にすぐれ)でかつ若々しい生動感にあふれて魅せられ好印象だったが。云うまでもなく他の曲もすばらしいのだけれど。きょうもネット図書館で借り受けての鑑賞。
ディスク:1
1. 弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387 (1782) 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
2. 第2楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
3. 第3楽章 アンダンテ・カンタービレ
4. 第4楽章 モルト・アレグロ
5. 弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421(1783) 第1楽章 アレグロ・モデラート
6. 第2楽章 アンダンテ
7. 第3楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
8. 第4楽章 アレグレット・マ・ノン・トロッポ
1. 弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387 (1782) 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
2. 第2楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
3. 第3楽章 アンダンテ・カンタービレ
4. 第4楽章 モルト・アレグロ
5. 弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421(1783) 第1楽章 アレグロ・モデラート
6. 第2楽章 アンダンテ
7. 第3楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
8. 第4楽章 アレグレット・マ・ノン・トロッポ
ディスク:2
1. 弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428 (1783) 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
3. 第3楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
4. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
5. 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458「狩」(1784) 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
6. 第2楽章 メヌエット・モデラート-トリオ
7. 第3楽章 アダージョ
8. 第4楽章 アレグロ・アッサイ
1. 弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428 (1783) 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
3. 第3楽章 メヌエット:アレグレット-トリオ
4. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
5. 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458「狩」(1784) 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
6. 第2楽章 メヌエット・モデラート-トリオ
7. 第3楽章 アダージョ
8. 第4楽章 アレグロ・アッサイ