yuki-midorinomoriの日記

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エドヴァルド・グリーグ『ヴァイオリン・ソナタ全集』。愛すべき親しみやすい旋律と清新の意気漲り、生き生きとした躍動感。民族派・グリーグの面目躍如といった曲趣だ。

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Grieg Sonata No2 for violin and piano (g minor) (1 movement)

           

新聞でノルウェーの民族楽器ハーディングフェーレ(Hardingfele)(別称、ハルダンゲル・フィドル、ハルダンゲル・ヴァイオリン、ハリングフェーレ)の音色に魅せられ、ヴァイオリンからその楽器演奏の普及へと推展、活動邁進している女性奏者の記事が載せられてあった。なんでも、ノルウェーの民族楽派の作曲家ともいえるエドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(Edvard Hagerup Grieg、1843 - 1907)の【組曲ペール・ギュント」1曲目、「朝」の冒頭がノルウェーの民族楽器であるハリングフェーレの共鳴弦を端からつま弾いた時の旋律から始まっている】(WIKI)との指摘があるように、ノルウェーを代表する民族楽器のよし。ヴァイオリンに似たその楽器は【ヴァイオリンよりはやや小型で、4本の演奏弦に加え、駒の下部に4~5本の共鳴弦が張られている。・・・】(WIKI)のだそうだ。

今日はこの記事が引きがねだった。1週間以上前にネット図書館で借り受けていたのだけれど、投稿するまでにはいたらず聴きっ放しのままであった。そのアルバムとはグリーグの『ヴァイオリン・ソナタ全集』だった。
はっきりした目論見あってのことではなく、好きな作曲家のひとり、それに室内楽ということで借り受けイメージ 2たまでのことだった。
しかし、上記の記事を目にしたことで、「ヴァイオリンソナタ」ということでもあり投稿しておこうとなった次第。
たしかに、若き日の作曲である「第1番」(1865年)「第2番」(1867年)など民族派グリーグの面目躍如といった曲趣だ。愛すべき親しみやすい旋律と清新の意気漲り、生き生きとした躍動感。屈託なく若さの趣くまま歌いあげるといったのびやかな風情。その好感。いい作品だ。

                    写真→:Hardingfele



エドヴァルド・グリーグ『ヴァイオリン・ソナタ全集』





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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48484566.html 安らぎと静穏に迎え入れるにふさわしい愛すべきピアノ小品集。館野泉のグリーグ『抒情小曲集』



Den blå slåtten - Norwegian hardingfele/fiddle