ヨーゼフ・ハイドン『ピアノ三重奏曲集』。陽気とは云わないけれど気分を暗く落ち込ませないハイドンと言っておこうか。精神の中庸。
きょうもハイドン。別に入れ込んでいるわけではない。前々から云っているように、チーとはハイドンを聴かなくてはということで・・・。今まで、なんとなく通り過ぎていた作曲家ハイドン。どうしてなんだろう。西洋音楽史上の作曲家を教科書的に年代順に諳んじるなかにヘンデル、ハイドン、モーツァルトと口をついて出てくるのだけれど、あまり聴いてこなかった。陰影、深み、メリハリに不満だったのだろうか。おおむねそつなく、明快?健康的だ。自意識にノタウチ、捩れウジウジして屈託する若き身には、それらが不満であったのか。しかし、なぜか、このシアワセ者?の明るさを認め受け入れられるように最近我が身に変化が起きて来ているのだろうか。きっかけは、吉田秀和案内するNHK・FM「名曲の楽しみ」の、ズーとつづいているハイドン(その音楽と生涯)紹介にあるのかも知れない(とは云うものの、タイミング合えばナガラでとびとびに聴いている程度だけれど)。今日取り上げるネット図書館借受のハイドン『ピアノ三重奏曲集』も、そうした紹介案内に誘われてのもの。いつだったか以下の曲が印象深く耳に入ってきたのだった。
吉田 秀和 - ハイドン その音楽と生涯 -(9)
その曲の入ったアルバムは所蔵されていなかったのだけれど、ともかくハイドンの「ピアノ三重奏曲」(これまた、じつに約41曲以上作曲したと言われている)を、ということで、今日の投稿となった。
陽気とは云わないけれど気分を暗く落ち込ませないハイドンと言っておこうか。精神の中庸。
陽気とは云わないけれど気分を暗く落ち込ませないハイドンと言っておこうか。精神の中庸。
・ピアノ三重奏曲第12番ホ短調 Piano Trio In E Minor Hob.XV-12
・ピアノ三重奏曲第26番嬰ヘ短調 Piano Trio In F Sharp Minor Hob.XV-26
・ピアノ三重奏曲第28番ホ長調 Piano Trio In F Major Hob.XV-28
・ピアノ三重奏曲第30番変ホ長調 Piano Trio In E Flat Major Hob.XV-30
・ピアノ三重奏曲第26番嬰ヘ短調 Piano Trio In F Sharp Minor Hob.XV-26
・ピアノ三重奏曲第28番ホ長調 Piano Trio In F Major Hob.XV-28
・ピアノ三重奏曲第30番変ホ長調 Piano Trio In E Flat Major Hob.XV-30