yuki-midorinomoriの日記

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チャイコフスキー『ロココ風の主題による変奏曲ほか』。ヒナステラに目覚める。鑑賞の楽しみが一つ増えた。

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Ginastera, Pampeana N°2 - Cello Octet Conjunto Iberio

            
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Alberto Evaristo Ginastera
イメージ 2投稿は、きのうに引き続いての、わが町の図書館に新しく所蔵されたCDアルバムから。そこにはチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲 Op.33」、「アンダンテ・カンタービレ Op.Posth.」、「カプリッチョ風小品 Op.62」、「夜想曲(1888)~「6つの小品」 Op.19 第4曲」。それとサンサーンスの「チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33」。そして、ヒナステラの「パンペアーナ(大草原風)第2番~チェロのための狂詩曲(弦楽オーケストラ版)」の諸作品が入っていた。相変わらずの感傷的な旋律で魅せるチャイコフスキーのチェロ作品。きょうはサンサーンスは端折って、出自をアルゼンチンとするアルベルト・ヒナステラ(Alberto Evaristo Ginastera,1916 - 1983)に目配せ。今までラジオで聞き流す程度とはいえ、たぶん幾度か耳にしている作曲家だけれど、トンと記憶に残っていない。だが、このアルバムは目覚めさせてくれました。≪アルゼンチン音楽の影響下に、オスティナート語法をふんだんに用いた明快な作風で知られる。その後は次第に原始主義的・無調的な作風に移行し、最終的には十二音技法や微分音も用いた。≫(上記WIKI)ワタシ的には民族的要素が無媒介にモロニ出てきてないところがよろしく、現代語法を繰り込んでの≪表現主義的≫に表情豊かな引き締まった音楽に仕上がっているのに感じ入ったのだった。これは発見だった。鑑賞の楽しみが一つ増えたと云っておこう。




チャイコフスキーロココ風の主題による変奏曲ほか』

1. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Moderato quasi andante
2. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Thema: Moderato semplice
3. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 1: Tempo della Thema
4. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 2: Tempo della Thema
5. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 3: Andante sostenuto
6. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 4: Andante grazioso
7. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 5: Allegro moderato
8. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 6: Andante
9. ロココ風の主題による変奏曲 Op.33 Variation 7 e Coda: Allegro vivo
10. アンダンテ・カンタービレ Op.Posth.(1888)
11. カプリッチョ風小品 Op.62
12. 夜想曲(1888)~「6つの小品」 Op.19 第4曲

サンサーンス
13. チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33 1 Allegro non troppo
14. チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33 2 Allegretto con moto
15. チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33 3 Tempo primo; Un peu moins vite

ヒナステラ
16. パンペアーナ(大草原風)第2番~チェロのための狂詩曲(弦楽オーケストラ版)


Tchaikovsky's Andante Cantabile-Eugene Ormandy