yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『長唄・今藤長之』。三絃に鼓、笛、まことに賑々しく晴れ晴れしくあでやか・・・調子がいい。しかし心中道行きもののやるせなく切ない陰々とした風情の唄。堪りませんね~。ココロが疼きます。

イメージ 1

勧進帳

            

以前、たまたまFMから流れている邦楽・長唄に出くわし、こりゃいいわ、この唄は誰?と番組表をその日のうちに検索コピペしておいた。以下だった。


【邦楽のひととき -長唄- <2010年 6月30日(水)>

「松の翁」              三世 杵屋正治郎・作曲
                      (13分43秒)
                       (唄)今藤政子
                      (唄)今藤美知央
                    (唄)東音 海津紫乃
                     (三味線)杵屋三澄
                    (三味線)杵屋三澄那
                   (三味線)杵家弥七佑美
                              
助六」      櫻田治助・作詞、十世 杵屋六左衛門・作曲
                      (14分25秒)
                       (唄)今藤政子
                      (唄)今藤美知央
                     (三味線)杵屋三澄
               (三味線・上調子)杵家弥七佑美】


このうちの後半部分「助六」を聴いたのだった。もちろんナガラでしかなかったのだけれど。
「今藤政子」なるお方。もちろん存じません。こちらはまったく無知無恥のドシロウトですから。で、その長唄をもう一度聴こうということで、ネット図書館で検索。しかし当の唄方「今藤政子」さんのものはなく、きょう投稿する『長唄・今藤長之』を借り受けてきて鑑賞。収録曲目も全然違うのだけれど、長唄!ということで・・・。三絃に鼓、笛、まことに賑々しく晴れ晴れしくあでやか・・・調子がいい。しかし重厚さをももった十八番・名曲「勧進帳」。けれど、ワタシには哀感切々の心中道行きものの「2. 三勝道行(三勝半七浮名の雨) 」の沈鬱な暗さが、ことのほか気にいりましたで御座いますです・・・。「上方浄瑠璃地唄の味わいをもった曲調」(解説)・・・三絃と笛、やるせなく切ない陰々とした風情の唄。堪りませんね~。ココロが疼きます。けれど動画音源なし。まことに残念。




長唄・今藤長之』

1. 越後獅子
2. 三勝道行(三勝半七浮名の雨)
3. 勧進帳