リヒャルト・シュトラウス、ヒンデミット『ホルン協奏曲』。老練円熟の、肩の力の抜けた作曲の成果で愉しませてくれるシュトラウス。かっちりした古典的形式感と格調、重厚さのヒンデミット。
原義に「角(ツノ)」をもつホルン。わが国にはそうした角笛なるものが在ったのかどうか。【角笛は、ヨーロッパから中東に至る広い地域に見出せる。日本では法螺貝などの似たような笛も存在するが、角笛そのものはあまり見られない。】(WIKI)それに【ギネス・ワールド・レコーズは、ホルンを世界で一番難しい金管楽器であるとして認定した。】のだそうだ。
それはともかく、数多くあるわけではなさそうだけれど、ホルンを使った曲はそこそこあるようだ。きょうは、べつにその楽器、ホルンにこだわっての選択ではないのだけれど、検索していてリヒャルト・シュトラウスとヒンデミットのカップリングアルバムということでネット図書館で借り受けた『ホルン協奏曲集』。リヒャルト・シュトラウス18才の作品ホルン協奏曲第1番と、第2番はじつに60年の時の隔たりをもって作曲されている。その老練円熟の、肩の力の抜けた作曲の成果で愉しませてくれる第2番が、こんなにも美しいとは・・・。最晩年の傑作『4つの最後の歌』といい、まさしく「仕事をするのではなく、楽しむのだ」との老境に入ったこの時期の作曲家の自在境を聴く思いがする。それとヒンデミット。深いことは分かりませんが、別にオモシロいというものではないけれど、このかっちりした古典的形式感と格調、重厚さは、別格ものといっていいのだろう。一般的人気が無い(斯くいう私もあまり関心を今までも持たなかった)とはいえ、もっと聴くべき作曲家なのかも。
それはともかく、数多くあるわけではなさそうだけれど、ホルンを使った曲はそこそこあるようだ。きょうは、べつにその楽器、ホルンにこだわっての選択ではないのだけれど、検索していてリヒャルト・シュトラウスとヒンデミットのカップリングアルバムということでネット図書館で借り受けた『ホルン協奏曲集』。リヒャルト・シュトラウス18才の作品ホルン協奏曲第1番と、第2番はじつに60年の時の隔たりをもって作曲されている。その老練円熟の、肩の力の抜けた作曲の成果で愉しませてくれる第2番が、こんなにも美しいとは・・・。最晩年の傑作『4つの最後の歌』といい、まさしく「仕事をするのではなく、楽しむのだ」との老境に入ったこの時期の作曲家の自在境を聴く思いがする。それとヒンデミット。深いことは分かりませんが、別にオモシロいというものではないけれど、このかっちりした古典的形式感と格調、重厚さは、別格ものといっていいのだろう。一般的人気が無い(斯くいう私もあまり関心を今までも持たなかった)とはいえ、もっと聴くべき作曲家なのかも。
3. ヒンデミット:ホルン協奏曲(HORN CONCERTO)
Paul Hindemith: Concerto per Corno e Orchestra (1946) Primo e secondo Movimento