yuki-midorinomoriの日記

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ギドン・クレーメル『ピアソラへのオマージュ』。泣きの入ったギドン・クレーメルの逸品のタンゴヴァイオリン!ピアソラへの愛。

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Oblivion - Astor Piazzolla:by Gidon Kremer

            

猛暑も手伝ってこう休みがつづくと体力気力が萎える。かといって仕事とならないのが、生来のナマケモノのいいかげんなところ。先日ひさしぶりに本格?のアルゼンチンタンゴを投稿した。根が好きなジャンルとあって感興呼び起こされ、その勢いできょうもネット図書館でタンゴを借り受けてきた。
きょうは、そのタンゴに革新前衛≪「踊れないタンゴ」などと保守的なタンゴファンから猛攻撃を受け「タンゴの破壊者」と罵られるほど≫(WIKI)の風を吹き込んだアストラ・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921 - 1992)の、その新しいタンゴを≪わたしは常日頃から、「自分はピアソラに恋しているのだ」と言ってきた。しかし『ブエノスアイレスのマリア』のあと、わたしはこれが本当の愛になったのを感じている。・・・ピアソラの音楽には無数の音楽的感情が詰め込まれているが、その感情世界は必ずしもタンゴの枠のなかだけに限られたものではない。それはわたしにとっては、ただただ偉大な音楽なのである。≫(ギドン・クレーメル
イメージ 2と最大限称賛こよなく敬愛する世界的なクラシック・ヴァイオリニストのギドン・クレーメル(Gidon Markusovich Kremer, 1947 - )がピアソラへのオマージュとして贈り出したピアソラ・タンゴ作品集。
泣きの入ったギドン・クレーメルの逸品のタンゴヴァイオリン!ピアソラへの愛。
これが・・・とは云わないが、これもまた、哀しくも妖しく現代の聖俗ない交ぜの情動を歌うタンゴとしてすばらしい。

                    写真→ギドン・クレーメル


ギドン・クレーメル GIDON KREMER 『ピアソラへのオマージュHOMMAGE A PIAZZOLLA』

[BANDONEON]: ペル・アルネ・グロルヴィゲン (PER ARNE GLORVIGEN)
[P ]: ヴァディム・サハロフ (VADIM SAKHAROV)
[BAJAN]: フリードリヒ・リプス (FRIEDRICH LIPS)
[HC ]: エリーザベト・ホイナツカ (ELISABETH CHOJNACKA)
[PERC]: マーク・ペカルスキー (MARK PEKARSKY)
[VC]: ヴラディーミル・トンハー (VLADIMIR TONKHA)
[VN]: ギドン・クレーメル (GIDON KREMER)
[CL]: ミシェル・ポルタル (MICHEL PORTAL)
[CB]: アロイス・ポッシュ (ALOIS POSCH)
[CB]: スヴァトスラフ・リップス (SVJATLOSLAV LIPS)

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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/51841411.html アストル・ピアソラの『ブエノスアイレスのマリア』(1968)。素晴らしい泣きの入ったクレーメルのヴァイオリンがタンゴ・ヴァイオリン以上の洗練のパフォーマンスでタンゴ(=ピアソラ)への愛を歌う。


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