yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ドビュッシー、サン=サーンスほか『フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集』。ドビュッシーの典型のエキゾチズムとサン=サーンスの古典的形式美の安定した美しさ。

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Josef Suk, C.Debussy Sonata for Violin in G-minor (3)

            

きのうはフォーレの『ヴァイオリン・ソナタ集』を鑑賞した。その勢いできょうもヴァイオリンソナタ。収録されている曲はすべてフランス系のもの。で、タイトルは『フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集』。演奏は五嶋みどり(ごとう みどり、1971 - )。ネット図書館で借り受けた眼目はドビュッシー(Claude Achille Debussy, 1862 - 1918)と、サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns, 1835 - 1921)のヴァイオリン・ソナタだった。好きだし聴きなれているということもあって、やはりドビュッシー。この、典型のエキゾチックな曲趣をもつ流麗な音の移ろい戯れは幾度聴いても堪らなく虜にさせる。この「ヴァイオリン・ソナタト短調 (SONATA IN G MINOR FOR VIOLIN AND PIANO) 」(1916-17)はドビュッシー最晩年の≪全創作の最後のもの≫(WIKI)とのこと。ところで、カミーユ・サン=サーンスの「ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 op.75(SONATA NO.1 IN D MINOR FOR VIOLIN AND PIANO OP.75)」(1885)。これこそがこのアルバムを借り受けたいちばんの目的だった。ドッビュシーのそれとはほぼ30年の開きがある。まさしく古典的形式美をそなえ、安定した美しさで聴き手を魅了する。

ブラームス(1833 - 1897)。サン=サーンス(1835 - 1921)。






『フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集』
FRENCH VIOLIN SONATAS

1. フランシス・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
(SONATA FOR VIOLIN AND PIANO)
2. クロウド・アシルー・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(SONATA IN G MINOR FOR VIOLIN AND PIANO)
3. カミーユ・サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調op.75
(SONATA NO.1 IN D MINOR FOR VIOLIN AND PIANO OP.75)




Gil Shaham plays Saint Saens Sonata No 1 (3/3)