スメタナ『弦楽四重奏曲第1番&第2番』。エートス(Ethos)が力強く鳴り響いている。
パ・リーグ3位の千葉・ロッテマリーンズがセ・リーグを制覇した中日ドラゴンズを破り下克上なるかと熱い戦いを繰り広げているプロ野球日本シリーズ第6戦をテレビ観戦していたら時間がほとんど無くなってしまった。と言い訳はそれぐらいにして・・・。
きょうは、町の図書館で借り受けてきたスメタナ(ベドジフ・スメタナBedřich Smetana、1824 - 1884)の『弦楽四重奏曲第1番&第2番』。ここ最近、室内楽続きで気分は地味で晴れやかといかないのだけれど。スメタナといえば『モルダウ』(Moldau)を含む連作交響詩『わが祖国』が有名で・・・というも、わたしもこれくらいしか知らない(他作品を一応聴いてはいるけれど、そんなに印象に残っていない。主に現代音楽やフリージャズを聴いていたもので)。
この≪チェコ国民楽派の開祖≫といわれているスメタナが≪1874年に梅毒に起因して中途失聴者となるが、作曲活動を続け、この出来事の後に書かれた代表的な作品に『わが祖国』がある。・・・1884年にスメタナは梅毒の進行による脳障害により正気を失い、プラハの精神病院へ収容され、この地で生涯を終えた。(民族に貢献したとくに優れた人々のための記念碑的な霊廟)ヴィシェフラットの民族墓地に葬られている。≫(WIKI)とあった。また(4人の娘のうち3人をつぎつぎと病で死に別れ、それにくわえ愛妻をも胸を病んで若くして亡くしている)とのこと。このようなことは、はじめて知った。暗冥のうちに果てた人生。
もっとも、取り上げた音楽には斯くなる事態を思わせるものはおよそ感じられない・・・。
I-Allegro vivo appassionato
2. II-Allegro moderato a la Polka
3. III-Largo sostenuto
4. IV-Vivace
I-Allegro
6. II-Allegro moderato-Andante cantabile
7. III-Allegro non piu moderato,ma agitato e con fuoco
8. IV-Finale.Presto