yuki-midorinomoriの日記

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ルチアーノ・ベリオ『Due Pezzi, Sequenza I』(33回転)シングル盤。無機的というより緊張感湛えた抒情。ナイーブさが伝わってくる小品。

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Luciano Berio: Due Pezzi, per violino e pianoforte (1951)

             

動画サイトに収録曲2作品がアップロードされていたので、ルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio, 1925 - 2003)のドイツWERGOのシングル盤(33回転)を今日は投稿しよう。動画サイトの曲を聴いておのおのが愉しみ、評断していただこう。『Sequenza I for Flute 』(1958)と『2つの小品 Due Pezzi(ヴァイオリンとピアノ)』(1951)の2作品。シングルに収められるくらいだから、まさしく小品。けれど、ナイーブさが伝わってくる作品ではないだろうか。この50年代は、シュトックハウゼンブーレーズノーノにせよ、しなやかな感性の美しい作品を発表している。もちろん、おおむねセリアリスムに則った曲趣なのだけれど、それがかえって無機的というより緊張感湛えた抒情となっているのだ。この頃の彼らの作品はこむつかしくなく、いいと思うのだけれど・・・。





Due Pezzi, fur Violine und Klavier
Violine: Saschko Gawriloff ; Klavier: klaus Schilde
Sequenza I , fur Flote. Solist: Aurele Nicolet


Luciano Berio: Sequenza I, per flauto (1958)