『三味線<唄>江戸ルネサンス・粋 SHAMISEN II』 。今を盛りの「艶、ハリ、伸び」のある色っぽい声を、唄を聴きたかったのだけれど。
上方舞「萬歳」(部分)西川梅十三
先週、ラジオから流れていた小唄の、そのヴォーカルの色艶、ハリのある声に、粋なもんだね、堪らなく色っぽいねと感じ入り(というも前半の一部、ごく短い時間聴けただけなのだけれど)ネットで放送内容を検索してみた。以下だった。
【邦楽のひととき -小唄-
「ままならぬ」
(2分04秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌
「着せる羽織」
(1分55秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌
「虫の音」
(2分27秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌】
(2分04秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌
「着せる羽織」
(1分55秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌
「虫の音」
(2分27秒)
(唄)堀小代枝
(三味線)堀小歌】
中堅どころの歌い手のお方なのだろうか・・・弩シロウトゆえよくわかりません。
で、いつもの如くネット図書館で、三味線音楽ものを借り受けた。アルバムタイトルは『三味線<唄>江戸ルネサンス・粋 SHAMISEN II』。とりわけその<江戸ルネサンス・粋>の文字にひかれてのことだったのだけれど。あてがはずれました。たぶん、その道ではえらい家元お師匠さんたちなんでしょうが、「色艶、ハリのある声」どころか、もう峠の過ぎた、伸びきらない色艶もハリもない、いや、いまいちの唄ばかりで・・・。いやいや、わたしの好みとする声質、ハリ、伸びに満足できなかったというだけで(もっともジャンルに応じての場にふさわしい発声法があるのかもしれないが。)宗家、人間国宝さんもいるのだけれど、現役のバリバリならいざしらず、もう気の毒なくらいヨレヨレ息もたえだえ・・・。枯れた芸どころか、芸の老いとは酷薄なもの。わたしゃ中堅どころの、今を盛りの「艶、ハリ、伸び」のある色っぽい声を、唄を聴きたかったのだけれど。
ところで、上記放送にくわえ、だいぶ前に印象に残ったものとして
があった。検索したところ、地唄の人間国宝・藤井久仁江のご息女とあった。備忘録としてここに記しておこう。また何かの機縁で音源に出会うかもしれないので。
『三味線<唄>江戸ルネサンス・粋 SHAMISEN II』
1. 元禄花見踊(長唄)
2. 春雨(端唄)
3. 梅は咲いたか(端唄)
4. 夜桜(小唄)
5. 腹の立つ時ゃ(小唄)
6. さのさ(俗曲)
7. 木遣りくずし(俗曲)
8. 都々逸(俗曲)
9. 雪(地唄)
10. 曲鼠KYOKU NEZUMI (地唄・作物)
2. 春雨(端唄)
3. 梅は咲いたか(端唄)
4. 夜桜(小唄)
5. 腹の立つ時ゃ(小唄)
6. さのさ(俗曲)
7. 木遣りくずし(俗曲)
8. 都々逸(俗曲)
9. 雪(地唄)
10. 曲鼠KYOKU NEZUMI (地唄・作物)